オーストラリア・ニュージーランド共同開催の女子ワールドカップ。決勝トーナメントに進出した日本女子代表・なでしこジャパンは、準々決勝でスウェーデン女子代表と対戦した。
前半、スウェーデンに押されっぱなしの日本は32分、セットプレーから最後はイルステッドに押し込まれ、今大会で初めて先制点を奪われた。
さらに後半6分、コーナーキックの場面で、長野風花(イングランド・リバプール)がペナルティエリア内でハンドがあったとVAR判定に。オンフィールドレビューでPKとなった。
これをアンゲルダルに決められ、日本、追加点を与えた。
劣勢の日本に絶好のチャンスが訪れた。後半29分、途中投入の植木理子(東京NB)がペナルティエリア内で倒され、PKに。
みずからキッカーを務めた植木だが、シュートはバー直撃となり、チャンスを生かせなかった。
また後半42分にも日本、ペナルティエリア付近でフリーキックのチャンス。これを藤野あおば(東京NB)が直接狙ったが、惜しくもクロスバーにはじかれ、ゴールとならなかった。
しかし、その直後、代わったばかりの林穂乃花(イングランド・ウェストハム)がこぼれ球を押し込み、1点を返した。
アディショナルタイム10分。猛攻を仕掛けた日本だったがわずかに及ばず、試合は日本が1-2で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。
池田太監督は試合後のフラッシュインタビューで「我々がプレッシャーをかけにいくと裏に走らされたり、高さを使われた。それは相手のストロングポイントなのでわかっていた。我々の攻撃の時間がもう少し長く作りたかった。それでも後半、しっかりと戦う姿勢を見せて(1点)返してくれたこと、最後まで諦めず戦ってくれたことを誇りに思う。
(ここまでの戦いについて)選手たちが1試合1試合、そしてここまで来る準備を含めて、日本らしさ、なでしこらしさを見せてくれた。そのなかでひとつの勝負の駆け引きや勝負どころで勝ちにつなげたかったが、(選手には)胸を張ってほしい」と語った。
なお三菱重工浦和レッズレディース勢では高橋はなが先発出場。後半アディショナルタイムまで出場。清家貴子は後半35分から出場。得点の起点となった。
まずは池田監督、選手、スタッフ、みなさんお疲れさまでした。
・・・・・・