リーグ2試合連続先発フル出場のDF石川璃音。なでしこジャパン組の高橋はなの横で勉強中。傍らの高橋だけでなく、試合前などでほかの選手からアドバイスを受ける姿が見られる。
その石川について浦和加入にまつわるエピソードがある。
石川がJFAアカデミー福島在籍中、浦和の練習参加した際、その石川を見て、衝撃を受けたのが安藤梢だった。
「全体練習でひとつのメニューが終わって、（石川は）すごい選手だと感じた。世界的にやれる選手。フィジカル的に普通の日本人選手ではない規格外の選手だと感じた」という。
さらに「足の速さ、高さ、フィードは粗削りだけど、しっかりできていた。日本代表する選手になれると。すごい選手だなと思い、本人には『レッズに入って！！』とその日に伝えた」と明かした。
その直感はことし8月、コスタリカで開催されたU−20女子W杯で証明されたといえる。
きょうの試合では失点に関与。特に3失点目はまずかったが、これも勉強。いま活躍する選手たちもそうしたミス、失敗、課題を乗り越え一人前になった。その道を石川も辿ろうとしている。
WEリーグの舞台でどう育まれるか。「日本を代表する選手になれる」と言った安藤の慧眼は的中するか、その答えはずっと先のなのか、案外、近いのか・・・その過渡期を我々は目にしている。
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