日本女子代表は23日午後3時半から県立カシマサッカースタジアムで行われたEAFF E-1サッカー選手権の第2戦、チャイニーズタイペイ女子代表戦に臨んだ。
《スタメン》
GK 21 平尾知佳
DF 25 清家貴子
DF 3 宝田沙織
DF 24 林香奈絵
DF 6 宮川麻都
MF 22 上野真実
MF 8 猶本光
MF 20 三浦成美
MF 23 中嶋淑乃
FW 13 井上綾香
FW 15 千葉玲海菜
なでしこジャパンは4ー4−2でスタート。三菱重工浦和レッズレディースのDF清家貴子、MF猶本光が先発し、猶本はキャプテンマークを巻いた。
8分、コーナーキックから失点して出端をくじかれてしまう。
しかし、14分、MF猶本が蹴ったコーナーキックをFW千葉玲海菜(千葉)がヘディングで決め、同点に追いつく。
FW千葉は23分、29分にも抜け出し、決定的なシーンを作ったがゴールならず。迎えた前半アディショナルタイム、CKのチャンスで一度は相手に跳ね返されたものの、クリアボールを拾ったボールを猶本がクロス。これをMF上野真実(広島)が頭で押し込み、逆転に成功した。
追加点が欲しいなでしこジャパン。57分にDF清家貴子がゴール前でシュートのこぼれ球を押し込み、3点目を決める。60分には、清家→猶本がゴール中央で決定機を作るも、相手GKのファインセーブに遭った。
67分に投入されたFW菅澤優衣香は、その5分後の72分、4点目をマークして試合を決めた。
猶本の2アシスト、清家、菅澤の得点により、なでしこジャパンが4−1でチャイニーズタイペイに勝利した。
攻守ともに貢献した猶本は「はじめてプレーするメンバーが多かったが、試合のなかで修正できた」とする一方で 「前半、ミスが多く、競り合いでファウルになるシーンがあった」と反省を口にした。
キャプテンマークについては「ピッチのなかに入れば関係ないと思ったが左腕が重かった」と述べている。
池田太監督は「選手には次の中国戦に準備しようと声をかけた。ポテンシャルの高い選手がいるなか、さまざまな組み合わせを試した。前半シンプルなミスが多かった。精度をひとつひとつあげていきたい」と総括。猶本については「トータル的にボールに絡んでくれた。(キャプテンマークについては)監督になって、招集の回数が増え、ポジションのバランスをとりながら、ボランチとして攻守で見渡せると思い、巻いてもらった」と評価と経緯を語った。
なお最終戦は7月26日、同じく県立カシマサッカースタジアムで中国女子代表と対戦する。
※浦和にゆかりのある選手としてGK平尾知佳が先発フル出場。DF北川ひかるが後半開始から、DF乗松瑠華が67分からそれぞれ出場した。
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