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浦和レッズレディースニュース|森栄次総監督「5年後を想像できる選手たち」。新加入5選手、目指すはWEリーグデビュー|レッズプレス!!

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森栄次総監督「5年後を想像できる選手たち」。新加入5選手、目指すはWEリーグデビュー

(佐藤亮太)

2月8日、浦和レッズレディースに新たに加わった5選手のオンライン会見が行われた。

将来性豊かな5選手を簡単に紹介したい。


※写真後列左から鈴木、石川。前列左から西尾、西村、丹野



まずはアカデミーから昇格した3選手から。

26MF丹野凜々香(たんの・りりか)選手
独特のリズムをもった快足ドリブラー。得意は精度のある左足。選手として人としてもレベルアップ。好きな選手は久保建英。

27FW西尾葉音(にしお・はのん)選手
得意のスピードで裏抜け上等。ボールを持つと期待感を醸し出す。
丹野とともにU‐16、U‐17代表に選出。U‐16アジア予選では得点王とMVP受賞経験あり。

28DF西村紀音(にしむら・ことね)選手
ポジションはサイドバックにボランチにセンターバックと万能型。「成長率が高い」と楠瀬監督が太鼓判を押した。自信をもつ右足のクロスでWEリーグデビューを目指す。

30DF石川璃音選手(いしかわ・りおん)選手
秋田市生まれ。JFAアカデミー福島からの加入。身体能力抜群。対人、空中戦、声掛け、攻撃参加が特徴だ。目指すは南萌華。楠瀬監督曰く「南萌華に割ってはいれる存在」と高評価。身長も高く172センチ。

31GK鈴木佐和子(すずき・さわこ)選手
浦和レッズレディースユース、早稲田大学ア式蹴球部女子部、大和シルフィードを経て5年ぶりの復帰。性格はイチからコツコツ勤勉タイプ。得意は1対1の処理。課題はクロスの対応。憧れは浦和の母神GK山郷のぞみさん。

ユース昇格組3選手。高卒ルーキー1選手。移籍組1選手の内訳となったが、なぜこの5選手なのか?

その理由を語る森栄次総監督から期待の大きさがうかがえた。

「特にユースからの選手たちはそうだが……5年後、どんなふうになっているか、グラウンドに立っていることを想像できている。それがレッズなのか、もしかしてほかのチームかはわからないが、それだけ能力を持った選手が揃った。浦和で戦ってくれればありがたいが日本のため、女子サッカーのためにピッチに立ってほしい選手」とした。

5年後、ピッチに立っていることを想像できる。それは浦和か他チームか、もしかすると海外というところまで想像しているのかもしれない。

さらに「(人の話を)聞いて自分のモノにする。そうした聞く作業とともに思いやり、献身性をチームとして求めている。そうした選手が揃っている」と期待を込めた。

伸びしろはじゅうぶん。数年後のチームを見越した加入となった。

WEリーグは現在、中断期間中。

前半戦を振り返れば、不運が続いた。開幕直前の昨年8月下旬、DF長船加奈の左膝前十字靭帯損傷が発表。さらに昨年11月にはMF栗島朱里が右膝前十字靭帯損傷と主力2選手が長期離脱。その影響は少なからず、チームは3連敗。その後は地力でなんとか持ち直し、現在、マイナビ仙台レディース、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと並び勝点は「16」。得失点差で3位につけ、首位INAC神戸に勝点9差つけられている。

一方、皇后杯は順調に勝ち進み、決勝進出を決めている。

森総監督は「全員サッカーで戦っていきたい。皇后杯を優勝して後半戦に勢いづけたい」と意気込みを語った。

2月27日に皇后杯決勝戦。その翌週には、リーグ戦中断明けとなる3月5日と、千葉との連戦となる。

「後半は10試合しかない。負けは許されない」と楠瀬直木監督。

なでしこジャパン組が戻ったばかりのチームはどれだけ調整できるか。皇后杯決勝、そしてリーグ再開が楽しみとなった。


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