写真:©JFA/PR
三菱重工浦和レッズレディース(以下・浦和)の攻守それぞれの要であるFW菅澤優衣香、DF南萌華が欧州遠征中のなでしこジャパンオンライン会見に登場した。
得点力が求められるなか、現在WEリーグで5得点とゴールランキング1位の菅澤に期待がかかる。
池田監督のサッカーについて菅澤は「攻守において前からアグレッシブにチャレンジしていくスタイル。前線から人数をかけて奪えれば、高い位置でカウンターできるチャンスが増える。タイミング、奪いどころを試合のなか、すり合わせしていきたい」とし「止まりながらボールを受けるのではなく、動きながら受けるプレーをしたい」と順応に努めている。
対戦相手であるオランダ女子代表はアイスランド女子代表と同様、それ以上に強くて速くてうまい選手が多い。代表では長身の菅澤とはいえ、そう多くないチャンスでいかに決めるか?いかに菅澤が好きな態勢にもっていくかが、得点のカギとなる。
「相手のサイドバックが高い位置をとるので裏を狙う。低いクロスなら相手の高さは関係ない。相手DFとGKのあいだに入るタイミングを図っていきたい」と得点を狙っていく。
もうひとりがDF南萌華。
アイスランド女子代表戦を踏まえ、「試合の入りはまずは守備から入りたい。この前の試合は早い時間帯で失点したのでまずは失点しないこと。アグレッシブな守備を心掛けたい。相手の攻撃を受けるだけでなく、アグレッシブな守備からの攻撃を意識したい」と守備での積極性を見せるとした。
そして積極性はプレーだけではなく、チーム内での立ち位置でも同じ。
「守備のチャレンジをしながら、守備のスイッチでは人数が足りているかどうかとともに後ろからの声が大事になる。守備の声を発信しながら主導権を握って(DF陣が)コントロールするくらいの気持ちでいたい」とした。
あすのオランダ女子代表戦、浦和の先輩で主将DF熊谷紗希とセンターバックを組みそうだ。
「サッカーを始めて幼いころからの憧れの選手。時間がそれほどない分、一緒にプレーするなかで頼るだけでなく吸収しながら、毎回、成長したいと思っている、お行かれるだけでなく、同じレベルに達するようにしたい」とまさに熊谷と双璧をなすべく、強豪オランダにたちむかう。
なお、オランダ女子代表は現地時間29日(月)19時40分キックオフ(日本時間:あす30日(火)3時40分)予定となっている。