多角的な視点で浦和レッズレディースに迫る「LADIESコラム」。
サッカーIQの高さで3つのポジションをこなす佐々木繭
きょう22日から開幕した、2022−23Yogibo WEリーグ。
三菱重工浦和レッズレディース(以下)はあす23日、埼玉スタジアムでAC長野パルセイロレディースとの開幕戦を迎える。
今季、リーグ優勝を目指す浦和の注目選手2人目は、佐々木繭。
直近のカップ戦で、あらためてすごみを感じさせた選手だ。
取材ではおとなしい印象の佐々木だが、ピッチ内に入れば別。カップ戦決勝までの6試合。フルタイム出場した。
ポジションは従来の左サイドバックだけでなく、第6節・ちふれASエルフェン埼玉戦ではMF柴田華絵不在のボランチに入った。
さらに、センターバックも務める八面六臂ぶり。
決して上背はないが、相手FWと競り合いながらの守備は本職かと思わせるものだった。
これは、持前のポジションニングの良さによるところが大きい。
試合の流れを素早く正確に読むことのできる、サッカーIQの高さがなし得るわざだ。
どこでも満遍なくポジションができるということは、チームには良いことではあるが、一方、いざというとき、監督には使いづらさもある。
だが佐々木の場合は平均以上にプレーでき、役割を全うできる。その安心感がある。
今季はいくつのポジションを任されるかも注目したい。
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