(有賀久子)



田中達也監督「空中戦のところは、自分たちにとって生命線になるんじゃないか」

5月20日(水)、金Jで開催されるアウェイゲーム、FC町田ゼルビア戦に向けて、田中達也監督がオンラインによる定例会見を開いた。

Q:FC町田ゼルビア戦にむけて、チームの印象や注意点を教えて下さい
A:まずは、攻守にわたって、強度が高いところ。選手も、そこはよく知っていますし、また、空中戦のところは、自分たちにとって生命線になるんじゃないかなと感じています。

Q:1週間に1度のゲームになってくると、どうしても試合登録メンバー外の選手が出てくるわけですが、そういった彼らの日々の頑張りというのがチームの全体の力を上げるとも思います。今、そういった選手のことを田中達也監督の目にはどんな風に映っているでしょうか。
A:おっしゃる通りで、週の頭にいつも、チームで競争しようという風に伝えています。もちろん、対戦相手もですけど、大半を、アピールの場所だという風に、僕は思っています。その中で、対 町田さんに対して、ディティールを少し入れるようなトレーニングをしています。

Q:練習前のミーティングや、こういった会見の中での言葉づかいで、すごく良いなと思うことがあります。たとえば、“相手にペースを握られるぞ”という言葉を、“引きずりこまれるぞ”とか、イメージがパッと浮かびやすい言葉選びをしているのかな、と勝手に考えています。結構、本を読まれるという風にも聞いているんですけど、語彙力というか、言葉のチョイスというのは、指導者になって、何か意識されていること、取り組まれていることはありますか?
A:いや、語彙力は、全然ありません。だからこそ、知っている言葉が少ないので、簡単な言葉で聞き取りやすいというか、入っていきやすいのかな、とは思っています。なので、語彙力があるわけではないです。

Q:町田は大体のゲームの3バックで戦っているチームです。今年に入って、田中監督もコーチとして帯同されている中で、あまり3バックのチームに対して、うまくいかないことが多かったということは感じていらっしゃるかなとも思います。そういう意味で、この1週間もそうですが、対 3バックというところで、選手にアプローチしたことだったり、少しうまくいくよと思ってることがあったら教えて頂けますか?
A:3バック、5バックを崩すというのが非常に難しいというのは、たぶん、浦和レッズだけではなくて、日本もだし、世界も、僕はそうだと思っています。なので、そこの取り組みも、もちろん、今週しました。あとはゾーン3に、これ、最初からずっと言っているんですけど、ゾーン3に長くいることで、回数、攻撃の回数を増やす。ボールを奪われる。それ、すぐに奪い返した後が、相手の5バックが崩れていると思っています。なので、どう崩すかも大事ですけど、奪った後を、僕は、より強調しています。

Q:水戸戦でグスタフソン選手が復帰して、彼は非常に能力の高い選手だということは疑いようがないとは思うんですけど、長く離れた時期もあったと。コンディションであるとか、今の、動き始めたチームの中に、どう入っていって欲しいか、あるいは、彼をどういう風に生かしたいと思っているのか。
A:サムさん(サミュエル ク?スタフソン)のパスの技術だったり、後ろ向きからワンタッチで背後だったり、ボールを動かす上では、重要な選手です。なので、そういうところを、起用した時には期待しています。

Q:今度のゲームは国立競技場で、何か思い出はありますか?
A:僕が知っている国立、現役の時の国立は、今の新しい国立ではないので、けど、デビュー戦が国立なので。そうですね。そんな感じです。

Q:地域リーグラウンドは残り1試合。あとは順位決定戦になるが、選手たちも微妙な時期に差し掛かっていて、モチベーションというのが難しいと思うが、どういう働き掛けをしていますか?
A:特別、そこに対して働き掛けはしていません。僕が監督に就任してから、残り8試合でしたけど、常に目の前の1試合に勝つ。言えば、明日のトレーニング、どうみんなで競争してということを伝えています。それは、今も変わりません。なので、明日どうやって、どういう顔で来て欲しいというのを選手に伝えているので、モチベーションのところは、特に選手には言っていません。


Q:あと、こないだの試合で、中島翔哉選手が急きょメンバー外になったのは、話せる範囲で良いんですけれども、アクシデントか何かが、あの時はあったのでしょうか。
A:コンディションのところだったり、組み合わせの部分です。その2つです。

Q:監督って、試合の時にジャージ姿の方もいれば、スーツ姿の方もいて。それぞれ、個人の選択があると思うんですけれど、田中監督は、なぜ、スーツ姿なのか。
A:それは、チームの決まりなので。はい。

Q:いろいろな方に聞いているのだが、現役時代、指導者時代に感じたことで、伸びる選手、成長する選手の共通点はありますか?
A:僕が、まだ指導者としての経験は浅いんですけれど、やはり話を聞く選手だったり、聞きに来る選手。いろんなことを。そういう選手はいろいろなことを吸収して、それを自分で実行して、でも、自分の中で消化して、もし必要なければ、それは、また、やらないとか、そういう風なのは、今の、僕の指導者の経験の中では、そういう選手は伸びるというか、いろいろなプレーの幅が広がっていくんじゃないかな、という風に思っています。

Q:ご自身は?
A:僕は劣等感があったので。自分に対して。いろいろなことを聞いて吸収したいと思っています。

Q:塩田GKコーチについて。どんな存在であり、どんな関係を築かれているんでしょうか。
A:一番の、今、役割としては、言うまでもなく、GKの全般のところは、塩田さんと一緒に作り上げています。あとは、セットプレー、守備のところ。そこからセットプレー、守備から攻撃だったり、そこは塩田さんがある程度、構築しながら、僕に相談してくれて、僕の意見も言いつつ、けど、僕と塩田さんだけではなくて、今、やっているのは、全部の、全員のコーチで共有して、誰が何っていう役割は多少はあるけれど、その垣根を越えて、意見し合っています。

Q:同世代ですが、接点はありましたか?
A:1個上の先輩なので、現役の時には、一緒にリハビリをする機会もありました。

Q:残り3試合。田中監督の契約期間もそこまでだと思うんですけれど、攻撃について、守備であったり、ボールを握ってキープしましょうみたいな話はよく分かったんですけど、攻撃については、少し寂しいなと思うところがあります。特に前任の方と比べると、個人に頼ることがすごく多く、これ、結果なんですけれど、あとはクロスが上がる時にペナルティーエリアの中に人数が増えない、ボランチのペナルティーエリアの進入が少なくなったな、とか。それでも勝っているから良いんだという意見もあると思いますけど。
A:先ほども言いました。ゾーン3の構築って、簡単じゃないなって、僕は思っています。なので、今、やっていることだったり、個人のところを生かすというのは、僕の結論に至っています、今のところは。クロスのところ。そこに入るというのは、ゾーン2、ゾーン1である程度、安定するために人を割くところも僕はやっているので、それは次の課題だと思っていますが、先ほども言いました。どこまで踏みこんで、あと1週間、2週間で変わるのかなと、それよりも、惑わすよりも、今は選手に、選択してもらって。もちろん、大枠はあります。今はそういう形でやっています。

Q:今、惑わすと言ったところは、まさに契約期間があるので、本当に悩ましいところだと思いますけれど、来季、田中監督でない状況の中で、選手はたぶん、プレーするんじゃないかなという予想があるわけですが、選手をやっていたからこそ分かることだと思うんですけど、次のシーズンに、違う指揮官が来るのが分かっているというのは、モチベーションだけじゃなくて、いろいろな部分で、選手たちは考えなくちゃいけないことがあるんじゃないかな、と。それこそ、迷いであったりとか、プロだから、1試合ずつ1試合ずつ集中してやれよと言えば、そうなのかもしれないですけど、来季、田中監督のもとでプレーしないとなると、プレーしにくいところもあるんじゃないかなと思うのですが。
A:どうですかね。けど、僕が1試合1試合、真摯に取り組めば、選手に伝わるかなと思っています。来季のことはおっしゃる通り、何も決まっていません。誰が監督をやるかも決まっていません。だけど、おっしゃったように、プロだからという集団だと僕は感じています。

Q:監督という仕事は、非常にプロトップの監督の仕事は短いと思うんですけど、たとえば、高校時代だったら小沼貞雄先生のもとでプレーしてきました。そういった名将から受けた影響、印象のある言葉、場面はありますか?
A:いろいろな監督のもとでプレーさせてもらいました。その中で、一番は、人を信じる。選手を信じる。そこに尽きると思います。(それは、どの方がおっしゃったんですか?)いろいろな、ほとんどの監督がそうです。僕たちのことを信用してくれるから、僕たちも信用する。なので、僕も、今、選手を信用して、次の1試合に戦う。だから、選手も、その1試合に賭けてくれるという風に信じています。

Q:和田武士選手が、U-17日本代表として決勝まで進出しました。何かメッセージを。
A:優勝して帰ってこい、と伝えて下さい。

Q:田中達也選手の時代と言えば、自主練習というところ。自主練が自分をプロにさせてくれたという言葉もあったように、取り組まれていたと思います。指導者になって、若手選手と向き合ったりする中で、自主練について、今の段階で、どういうところが重要で、どういう意識で取り組んでもらいたいと思っているでしょうか。
A:追加の自主練のところは、いろいろなフィジカル面のところもありますし、だけど、先ほど、“どのような選手が成長するのかな”というご質問があったのと同じで、練習したいって思って、個人的に練習するトレーニングって一番効果があると思っています。なので、そういう気持ちで、やらされてやるのではなくて、やりたいと。僕にはこれが足りないと思ってやるトレーニングはどんどんとやって良いのかなと。その中でメディカル的な要素で、ちょっとやり過ぎかなというところはコントロールしなければいけませんけど、そこだけ注意しています。

Q:たしかに現役時代、止められているシーンを何度も見てきましたけど、アシスタントコーチ時代に、特にキャンプとか、選手と会ったばかりの頃、彼らの意識というのは、どんな風に感じていたのでしょうか?促すようなこともしてきたのでしょうか?
A:促すというよりも、シンプルにトレーニングが足りてない、たとえば、ゲームが2本あって、1本しか参加出来ていなかった、とかいう選手には、少し近づいて、何かやるか?とか、そういう話はしたり。もちろん、それが強要にはなってはいけないと思うので、その選手に何が必要なのかなと考えながら接していました。

Q:今の話、ちょっと興味深かったんで。アシスタントコーチの時というのはもちろん、監督にマチェイ スコルジャさんがいて、練習というのも、マチェイさんが考える。そのサッカーの中で、なるべく生きるようなことを自主練でやるならば取り組ませたい、とか、そういうこともあるのかなと思います。逆に、一方で、監督ですから、自分たちが表現していきたいものに対して、こういう技術を身につけてもらいたいという部分も、もしかしてあるのかもしれませんが、そういう部分での自主練習と、チームの中で生きる技術の習得というところの関連というのはどういう風に考えていらっしゃいますか?
A:それは難しいですね。基本的な技術の方が多いと思います。どの監督さんにもある、サッカーの基本のところで、正確性を上げるとか、そういうトレーニングの方が、今、やっている自主練の中では多いとも思います。その中で、特にFWの選手には、もう一歩踏み込んだ、予備動作のタイミングだったりっていうのは伝えたことはありますけど、基本的には、どの監督さんにも合うようなところをイメージしてやっていました。

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J1百年構想リーグ第18節・町田戦=試合前会見

(有賀久子)



田中達也監督「空中戦のところは、自分たちにとって生命線になるんじゃないか」

5月20日(水)、金Jで開催されるアウェイゲーム、FC町田ゼルビア戦に向けて、田中達也監督がオンラインによる定例会見を開いた。

Q:FC町田ゼルビア戦にむけて、チームの印象や注意点を教えて下さい
A:まずは、攻守にわたって、強度が高いところ。選手も、そこはよく知っていますし、また、空中戦のところは、自分たちにとって生命線になるんじゃないかなと感じています。

Q:1週間に1度のゲームになってくると、どうしても試合登録メンバー外の選手が出てくるわけですが、そういった彼らの日々の頑張りというのがチームの全体の力を上げるとも思います。今、そういった選手のことを田中達也監督の目にはどんな風に映っているでしょうか。
A:おっしゃる通りで、週の頭にいつも、チームで競争しようという風に伝えています。もちろん、対戦相手もですけど、大半を、アピールの場所だという風に、僕は思っています。その中で、対 町田さんに対して、ディティールを少し入れるようなトレーニングをしています。

Q:練習前のミーティングや、こういった会見の中での言葉づかいで、すごく良いなと思うことがあります。たとえば、“相手にペースを握られるぞ”という言葉を、“引きずりこまれるぞ”とか、イメージがパッと浮かびやすい言葉選びをしているのかな、と勝手に考えています。結構、本を読まれるという風にも聞いているんですけど、語彙力というか、言葉のチョイスというのは、指導者になって、何か意識されていること、取り組まれていることはありますか?
A:いや、語彙力は、全然ありません。だからこそ、知っている言葉が少ないので、簡単な言葉で聞き取りやすいというか、入っていきやすいのかな、とは思っています。なので、語彙力があるわけではないです。

Q:町田は大体のゲームの3バックで戦っているチームです。今年に入って、田中監督もコーチとして帯同されている中で、あまり3バックのチームに対して、うまくいかないことが多かったということは感じていらっしゃるかなとも思います。そういう意味で、この1週間もそうですが、対 3バックというところで、選手にアプローチしたことだったり、少しうまくいくよと思ってることがあったら教えて頂けますか?
A:3バック、5バックを崩すというのが非常に難しいというのは、たぶん、浦和レッズだけではなくて、日本もだし、世界も、僕はそうだと思っています。なので、そこの取り組みも、もちろん、今週しました。あとはゾーン3に、これ、最初からずっと言っているんですけど、ゾーン3に長くいることで、回数、攻撃の回数を増やす。ボールを奪われる。それ、すぐに奪い返した後が、相手の5バックが崩れていると思っています。なので、どう崩すかも大事ですけど、奪った後を、僕は、より強調しています。

Q:水戸戦でグスタフソン選手が復帰して、彼は非常に能力の高い選手だということは疑いようがないとは思うんですけど、長く離れた時期もあったと。コンディションであるとか、今の、動き始めたチームの中に、どう入っていって欲しいか、あるいは、彼をどういう風に生かしたいと思っているのか。
A:サムさん(サミュエル ク?スタフソン)のパスの技術だったり、後ろ向きからワンタッチで背後だったり、ボールを動かす上では、重要な選手です。なので、そういうところを、起用した時には期待しています。

Q:今度のゲームは国立競技場で、何か思い出はありますか?
A:僕が知っている国立、現役の時の国立は、今の新しい国立ではないので、けど、デビュー戦が国立なので。そうですね。そんな感じです。

Q:地域リーグラウンドは残り1試合。あとは順位決定戦になるが、選手たちも微妙な時期に差し掛かっていて、モチベーションというのが難しいと思うが、どういう働き掛けをしていますか?
A:特別、そこに対して働き掛けはしていません。僕が監督に就任してから、残り8試合でしたけど、常に目の前の1試合に勝つ。言えば、明日のトレーニング、どうみんなで競争してということを伝えています。それは、今も変わりません。なので、明日どうやって、どういう顔で来て欲しいというのを選手に伝えているので、モチベーションのところは、特に選手には言っていません。


Q:あと、こないだの試合で、中島翔哉選手が急きょメンバー外になったのは、話せる範囲で良いんですけれども、アクシデントか何かが、あの時はあったのでしょうか。
A:コンディションのところだったり、組み合わせの部分です。その2つです。

Q:監督って、試合の時にジャージ姿の方もいれば、スーツ姿の方もいて。それぞれ、個人の選択があると思うんですけれど、田中監督は、なぜ、スーツ姿なのか。
A:それは、チームの決まりなので。はい。

Q:いろいろな方に聞いているのだが、現役時代、指導者時代に感じたことで、伸びる選手、成長する選手の共通点はありますか?
A:僕が、まだ指導者としての経験は浅いんですけれど、やはり話を聞く選手だったり、聞きに来る選手。いろんなことを。そういう選手はいろいろなことを吸収して、それを自分で実行して、でも、自分の中で消化して、もし必要なければ、それは、また、やらないとか、そういう風なのは、今の、僕の指導者の経験の中では、そういう選手は伸びるというか、いろいろなプレーの幅が広がっていくんじゃないかな、という風に思っています。

Q:ご自身は?
A:僕は劣等感があったので。自分に対して。いろいろなことを聞いて吸収したいと思っています。

Q:塩田GKコーチについて。どんな存在であり、どんな関係を築かれているんでしょうか。
A:一番の、今、役割としては、言うまでもなく、GKの全般のところは、塩田さんと一緒に作り上げています。あとは、セットプレー、守備のところ。そこからセットプレー、守備から攻撃だったり、そこは塩田さんがある程度、構築しながら、僕に相談してくれて、僕の意見も言いつつ、けど、僕と塩田さんだけではなくて、今、やっているのは、全部の、全員のコーチで共有して、誰が何っていう役割は多少はあるけれど、その垣根を越えて、意見し合っています。

Q:同世代ですが、接点はありましたか?
A:1個上の先輩なので、現役の時には、一緒にリハビリをする機会もありました。

Q:残り3試合。田中監督の契約期間もそこまでだと思うんですけれど、攻撃について、守備であったり、ボールを握ってキープしましょうみたいな話はよく分かったんですけど、攻撃については、少し寂しいなと思うところがあります。特に前任の方と比べると、個人に頼ることがすごく多く、これ、結果なんですけれど、あとはクロスが上がる時にペナルティーエリアの中に人数が増えない、ボランチのペナルティーエリアの進入が少なくなったな、とか。それでも勝っているから良いんだという意見もあると思いますけど。
A:先ほども言いました。ゾーン3の構築って、簡単じゃないなって、僕は思っています。なので、今、やっていることだったり、個人のところを生かすというのは、僕の結論に至っています、今のところは。クロスのところ。そこに入るというのは、ゾーン2、ゾーン1である程度、安定するために人を割くところも僕はやっているので、それは次の課題だと思っていますが、先ほども言いました。どこまで踏みこんで、あと1週間、2週間で変わるのかなと、それよりも、惑わすよりも、今は選手に、選択してもらって。もちろん、大枠はあります。今はそういう形でやっています。

Q:今、惑わすと言ったところは、まさに契約期間があるので、本当に悩ましいところだと思いますけれど、来季、田中監督でない状況の中で、選手はたぶん、プレーするんじゃないかなという予想があるわけですが、選手をやっていたからこそ分かることだと思うんですけど、次のシーズンに、違う指揮官が来るのが分かっているというのは、モチベーションだけじゃなくて、いろいろな部分で、選手たちは考えなくちゃいけないことがあるんじゃないかな、と。それこそ、迷いであったりとか、プロだから、1試合ずつ1試合ずつ集中してやれよと言えば、そうなのかもしれないですけど、来季、田中監督のもとでプレーしないとなると、プレーしにくいところもあるんじゃないかなと思うのですが。
A:どうですかね。けど、僕が1試合1試合、真摯に取り組めば、選手に伝わるかなと思っています。来季のことはおっしゃる通り、何も決まっていません。誰が監督をやるかも決まっていません。だけど、おっしゃったように、プロだからという集団だと僕は感じています。

Q:監督という仕事は、非常にプロトップの監督の仕事は短いと思うんですけど、たとえば、高校時代だったら小沼貞雄先生のもとでプレーしてきました。そういった名将から受けた影響、印象のある言葉、場面はありますか?
A:いろいろな監督のもとでプレーさせてもらいました。その中で、一番は、人を信じる。選手を信じる。そこに尽きると思います。(それは、どの方がおっしゃったんですか?)いろいろな、ほとんどの監督がそうです。僕たちのことを信用してくれるから、僕たちも信用する。なので、僕も、今、選手を信用して、次の1試合に戦う。だから、選手も、その1試合に賭けてくれるという風に信じています。

Q:和田武士選手が、U-17日本代表として決勝まで進出しました。何かメッセージを。
A:優勝して帰ってこい、と伝えて下さい。

Q:田中達也選手の時代と言えば、自主練習というところ。自主練が自分をプロにさせてくれたという言葉もあったように、取り組まれていたと思います。指導者になって、若手選手と向き合ったりする中で、自主練について、今の段階で、どういうところが重要で、どういう意識で取り組んでもらいたいと思っているでしょうか。
A:追加の自主練のところは、いろいろなフィジカル面のところもありますし、だけど、先ほど、“どのような選手が成長するのかな”というご質問があったのと同じで、練習したいって思って、個人的に練習するトレーニングって一番効果があると思っています。なので、そういう気持ちで、やらされてやるのではなくて、やりたいと。僕にはこれが足りないと思ってやるトレーニングはどんどんとやって良いのかなと。その中でメディカル的な要素で、ちょっとやり過ぎかなというところはコントロールしなければいけませんけど、そこだけ注意しています。

Q:たしかに現役時代、止められているシーンを何度も見てきましたけど、アシスタントコーチ時代に、特にキャンプとか、選手と会ったばかりの頃、彼らの意識というのは、どんな風に感じていたのでしょうか?促すようなこともしてきたのでしょうか?
A:促すというよりも、シンプルにトレーニングが足りてない、たとえば、ゲームが2本あって、1本しか参加出来ていなかった、とかいう選手には、少し近づいて、何かやるか?とか、そういう話はしたり。もちろん、それが強要にはなってはいけないと思うので、その選手に何が必要なのかなと考えながら接していました。

Q:今の話、ちょっと興味深かったんで。アシスタントコーチの時というのはもちろん、監督にマチェイ スコルジャさんがいて、練習というのも、マチェイさんが考える。そのサッカーの中で、なるべく生きるようなことを自主練でやるならば取り組ませたい、とか、そういうこともあるのかなと思います。逆に、一方で、監督ですから、自分たちが表現していきたいものに対して、こういう技術を身につけてもらいたいという部分も、もしかしてあるのかもしれませんが、そういう部分での自主練習と、チームの中で生きる技術の習得というところの関連というのはどういう風に考えていらっしゃいますか?
A:それは難しいですね。基本的な技術の方が多いと思います。どの監督さんにもある、サッカーの基本のところで、正確性を上げるとか、そういうトレーニングの方が、今、やっている自主練の中では多いとも思います。その中で、特にFWの選手には、もう一歩踏み込んだ、予備動作のタイミングだったりっていうのは伝えたことはありますけど、基本的には、どの監督さんにも合うようなところをイメージしてやっていました。

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