(有賀久子)



勝因は、前半の攻守の切り替え

東京ヴェルディに退場者が出て、10人の戦いになった73分以降、浦和レッズは自陣に押しこまれてしまった。2対0でリードした状態で、かつ数的優位の振る舞いを見せられなかった。

東京V戦は前半、ベストな45分と言えるほどの場面を作った。選手の共通言語は「攻守の切り替え」だった。

西川周作は「後ろから見ていて、切り替えの部分ですごく良いものが見られた」と振り返り、長沼洋一は「守備の切り替えのところが良かった。まず、相手のボールにさせなかった」と話す。渡邊凌磨も「ラストパスを取られても、すぐに切り替えて、ボールを奪って、また攻撃が出来るという時間帯がものすごく多かった」と連係が良くなった点を挙げた。

相手がどこで、どんなフォーメーションであれ、ボールを奪われてから再び保持する時間が短ければ、それだけ自分たちのコントロールで試合を動かすことが出来る。その点では、ここ数試合の良い時間帯に見られる、個々だけではない、ユニットとしての優位性を見せられたことが良きポイントだ。それぞれの走力を、真っ直ぐゴールに向かって示すことが出来た。

ただ、後半の戦いぶりは、相手の圧力が上回る時間帯が多く、途中出場の齋藤功佑の立ち位置が浮いて、容易く彼らしいプレーを許してしまった。結果、クリーンシートでの勝利を飾るわけだが、好機を作るヒントや決定機に繋がる起点を相手に与えてしまった印象が残る後半45分間だった。


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試合レポート|J1第14節・東京V戦=ポイント|レッズプレス!!

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J1第14節・東京V戦=ポイント

(有賀久子)



勝因は、前半の攻守の切り替え

東京ヴェルディに退場者が出て、10人の戦いになった73分以降、浦和レッズは自陣に押しこまれてしまった。2対0でリードした状態で、かつ数的優位の振る舞いを見せられなかった。

東京V戦は前半、ベストな45分と言えるほどの場面を作った。選手の共通言語は「攻守の切り替え」だった。

西川周作は「後ろから見ていて、切り替えの部分ですごく良いものが見られた」と振り返り、長沼洋一は「守備の切り替えのところが良かった。まず、相手のボールにさせなかった」と話す。渡邊凌磨も「ラストパスを取られても、すぐに切り替えて、ボールを奪って、また攻撃が出来るという時間帯がものすごく多かった」と連係が良くなった点を挙げた。

相手がどこで、どんなフォーメーションであれ、ボールを奪われてから再び保持する時間が短ければ、それだけ自分たちのコントロールで試合を動かすことが出来る。その点では、ここ数試合の良い時間帯に見られる、個々だけではない、ユニットとしての優位性を見せられたことが良きポイントだ。それぞれの走力を、真っ直ぐゴールに向かって示すことが出来た。

ただ、後半の戦いぶりは、相手の圧力が上回る時間帯が多く、途中出場の齋藤功佑の立ち位置が浮いて、容易く彼らしいプレーを許してしまった。結果、クリーンシートでの勝利を飾るわけだが、好機を作るヒントや決定機に繋がる起点を相手に与えてしまった印象が残る後半45分間だった。


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