WEリーグ第20節・第1日、アルビレックス新潟レディース戦が、ホーム浦和駒場スタジアムで行われた。ACLプレ大会の決勝が実施なしとなったが、急きょの日程変更は難しく、きょう3月27日（水）14時からの開催となった。

2位と3位の上位対決。勝ち点差は3。

特に新潟は、リーグ第5節の完封勝利の再現をと、気合十分。GK平尾知佳が先発出場し、ベンチメンバーには背番号33・田中聖愛がFWとして名を連ねた。父の姿を重ね合わせ、場内アナウンスで名前が告げれられると、浦和サポーターサイドから拍手があがった。

浦和はFW高橋はなの名前はなく、ベンチメンバーのFWには西尾葉音が入った。

試合は、34分に動く。だが、その直前まで、浦和は苦しい戦いを強いられていた。4ー4ー2がコンパクトで、縦パスを通す場所がない。ピンチもないが、好機を作れずにいた。だが、次第に1つの工夫として、飛ばしのパスを増やしていった。また、左の伊藤美紀が間に顔を出し、展開の選択肢を増やした。

その中で、自陣から柴田華絵のパスを受けた栗島朱里が前線に長いボールを送る。その先にいたのは、清家貴子。WEリーグ新記録となる6試合連続ゴールを決め、先制に成功。内容は上回れていたが、ワンチャンスを生かす、理想的な形となった。

その後、追加点をとれずにいた。1対0のまま、新潟は、まずは同点にすべく、ベンチに控えていたFW3人を全て投入。しかし、試合は動かない。浦和は56分のタイミングで島田芽依に代わりピッチに立っていた菅澤優衣香が、78分、結果を出す。

エリア中央で、五分五分のボールを途中出場の角田楓佳がマイボールにすると、最後は塩越柚歩が、スピードに乗った清家貴子が走る右へ展開し、清家は迷わず、クロス。低い軌道のクロスに頭で飛びこんだのは、菅澤。2対0とし、クリーンシートでの勝利。今シーズンの対新潟の成績を1勝1敗とした。

［試合登録メンバー］
GK池田咲紀子
DF遠藤優、石川璃音、長嶋玲奈、水谷有希（交代88分／→後藤若葉）
MF栗島朱里、柴田華絵、清家貴子、塩越柚歩（交代88分／→丹野凜々香）、伊藤美紀（交代67分／→角田楓佳）
FW島田芽依（交代56分／→菅澤優衣香）