back

ツヅキック(都築龍太の試合分析)

top
中盤と前線の守備の改善が必要。最終ラインだけの守備では絶対に無理(J1第24節・札幌戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:7月20日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第24節、北海道コンサドーレ札幌戦は3−4でレッズが敗れました。

都築:やってはいけない試合でしたね…。最後に1点差まで迫りましたが、よく追いついたという評価がまったくできない試合です。試合を見ていたらわかると思うのですが、札幌のチャンスは得点シーンだけでした。しかも1点目のCK以外は、レッズがミスをしなければなかったゴールだと思います。フィニッシュのところは札幌がよく決め切ったのですが、決めさせた感じの失点でした。

最初に失点するまでは、基本的にはある程度レッズが支配していたと思います。関根貴大選手のヘディングのシーンや左サイドの崩しなど、相手が中盤であまりプレッシャーにいけずにいました。ただ、支配していたとはいえチャンスは少なかったですね。松尾佑介が裏に抜けてシュートにいったのと3本くらいでしたかね。まずそこで決め切れませんでした。

試合を見ていて、失点する感じはないけど得点できる感じもないという、何と言えばわからない難しい試合だったように感じました。そうなると、流れを変えるために大事になってくるのは、札幌の先制点のようにセットプレーです。それがレッズではなく札幌のほうにチャンスがきて、しっかり決められてしまいました。

レッズとしてはよくない前半でしたが、この1点で済んでいればまだよかったですね。

RP:2失点目を喫したのは前半のアディショナルタイムでした。

都築:運動量が下がっていたように思いますが、・・・・・・
会員登録はこちら

都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS