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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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ゴール前でのバリエーションが増えてきた。見ていても面白い試合(J1第14節・京都戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:5月15日(水)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第14節、京都サンガ戦は3−0でレッズが快勝しました。


都築:結果、内容ともによかったと思います。京都の戦い方は、レッズとしてはやりにくかったと思うんですよ。勝ててないということで徹底していたと思いますが、速いプレスで奪ってカウンターを狙って、フィニッシュで終わらせるというシンプルな攻撃でした。

前半の最初にミドルシュートを打たれたシーンなど、決定的なピンチにはならなかったですが、速いプレスでレッズのミスを誘ってボールを奪うことを狙っていました。ミスはできないのが大前提の試合展開で、プレッシャーが厳しい中でプレーしなければいけない状況でしたが、ほぼうまくそこを打開して、途中から前線につなげられるようになりました。

その中で、中島翔哉選手にボールが入ったときに時間がかなり作れて、自分でも勝負に行けるところが生きました。前田直輝選手と注文をつけ合うようなシーンもありましたが、コンビネーションで打開して、人を使ってというのが見られましたのでアクセントになっていました。フィニッシュの精度は高める必要がありますし、本人も点が欲しいと思いますが、シュートで終わる姿勢がよかったですね。

RP:レッズペースの中、前半42分に先制点が生まれました。

都築:サイドから崩して人をかけて、・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS