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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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イヤな流れを立ち切れた。中盤の起点ももう少し…(J1第10節・名古屋戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:4月28日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第10節、名古屋グランパス戦は2−1でレッズが勝利しました。

都築:まず、結果が出たことでいやな流れを立ち切れたのかなとも思います。攻撃では中盤を飛ばしての長いボールが目立ちましたが、チアゴ・サンタナ選手がかなり起点になることができていて、そこでキープ出来たらチャンスになるし、奪われたらカウンターになるという場面が出ていました。

そこで勝てるのであればそれでもいいと思いますが、2点目のサミュエル・グスタフソン選手から縦パスが入ってというような、中盤の起点ももうちょっと出来るようになれば、もっといいのかなとも思います。

長いボールで展開して、サイドの中島翔哉選手や前田直輝選手のところで勝負という展開が多かったですが、シュートまで持ち込めたりといい形までいっているシーンも何度かありました。続けていってもいいかなと思います。

それと、守備が戻ってきた感じがありましたね。相手も細かい攻めをしてきて、特に後半はグランパスがサイドを崩してくるシーンがありましたが、中のマークもしっかりしていました。簡単に失点しなかったですし、勝ちという結果は妥当だったかなと思います。ただ、裏に抜けてくる選手にどうついていくか、ピンチになる前に潰したいところはあります。

RP:中盤では安居海渡選手が初先発となりました。

都築:彼が攻撃的なのか守備的なのかというと、オールマイティーな選手だと思います。この試合のように運動量多く動いてもらえれば相手もつかみづらいですし、非常に良かったと思います。得点できたこともよかったですし、結果を出したと評価していいいのかなと思います。

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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS