浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。
都築:試合は良かったですが、他力でどうかという状況になってしまっていたので、4位という結果に終わってしまいました。そこは積み重ねの結果ですからね。試合内容としては、前半1分も立たないうちのカウンターだったりで勢いが出たのかなと思います。
ただちょっと前半20分くらいまで、(小野)伸二が代わるくらいまでは、伸二のための試合みたいになっていたところがありました。44歳ですが、ボールを持った時の感覚は健在でプレッシャーに行けないような状態になっていました。彼のいいところを出させてしまったのもあって、20分以降が本当の勝負どころだったのかなという感じもありました。
札幌の、ペトロビッチのやろうとしているサッカーはよくわかっていると思うので、札幌がポゼッションしていてキープ率は高かったですが、そこはそんなに問題ではなかったですね。ただ、カウンター気味になってしまっていたところもあるので、やっぱり攻撃をやりきらないといけません。ずっと言い続けていた課題がここでもあったかなと思います。
特にホセ・カンテ選手が、なぜか良いタイミングですべってしまっていました。あれは非常にもったいないですね。開始直後の空振りもそうですが、得点に結びつかなかったですね。でも悪くはなかったと思います。起点になるシーンもありましたし、そこからサイドを使ってという意識もありました。
前半はなかなか決定的なチャンスがなかったですが、チャンスまで行ったときにやり切って欲しいなと思いますね。カウンターも受けていますし、攻めのバリエーションがもう少し欲しいですね。札幌のような、そこまで細かい崩しは必要ないと思いますが。
監督も試合後のインタビューで・・・・・・
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