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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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結果論だが、中央を崩していくプレーがもっとあってもよかった(J1第33節・福岡戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:11月25日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第33節、アビスパ福岡戦は2−3の敗戦となりました。

都築:入りは非常に良かったと思います。ピッチを広く使っていて逆サイドまで振ったり、中でいけるタイミングであれば中でも勝負していました。PKになったシーンが特にそうでしたが、中での細かい崩しも多く見られました。

ちょっと脅威を与えられなかったかもしれませんが、中島翔哉選手のミドルシュートもありました。アビスパがかなり下がっていたのもあって、左右に振られても中で対応できればという守り方も見受けられました。

中央ではホセ・カンテ選手が高い位置で起点になっていて、僕がこれまで言い続けてきたシーンが多く観られたかなと思いました。そういった意味でも、PKになったシーンと同じような崩しでもう1点くらい取れていれば面白かったと思います。

シュートがちょっと弱かったかなとも思いましたし、打たなければというのは各自の判断もありますが、もう少し崩し切ってからシュートというシーンがあってもよかったのかなと思います。でも揺さぶるからこそ中でもつながるわけなので、そのあたりは非常によかったと思います。

RP:PKで幸先よく先制できました。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS