浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。
都築:そもそも、力の差があったと思います。ただ、もうちょっと点が入っていてもおかしくない流れでもあり、失点していてもおかしくないピンチもありました。そういった意味では、最初の15分以内に先制点を挙げることができて、主導権を握れたのが大きかったですね。
ハノイは意外と、中盤で組み立ててくるチームでした。しかし質はそれほど高くないのでミスも生まれて、そうした取りどころでしっかり奪えていました。逆にレッズの組み立て時にはあまりボールを奪いに来ないので、しっかりポゼッションしながらうまく戦えていたと思います。
相手の守備が甘かったのはありますが、いちばんよかったのはCKで2点取れたことかもしれません。今シーズンなかなか見れなかったシーンでしたから。オウンゴールにはなりましたが、ホセ・カンテ選手のシュートもオーガナイズされたセットプレーからの得点で、気持ちの良いものでした。
格下のチームとやるときは、なかなか点が取れなくて焦りが出て、というのがいちばん嫌な展開ですが、そうした展開にはなりませんでした。この先制点以降はレッズがペースを握っていました。結果的に6点を挙げましたが、その口火をきるような…セットプレーでこうして決まったのは今季初めてじゃないですかね? 良い流れになりました。
RP:ハノイの守備はかなり緩く感じましたが、どのあたりが問題だったでしょうか・・・・・・
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