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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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何かしらの変化がないと、ただ受けるサッカーになってしまう(J1第2節・横浜FM戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:2月25日(土)に日産スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第2節、横浜F・マリノス戦は0−2の敗戦となりました。

都築:相手がマリノスだということもありましたが、なかなか自分たちの形を見せられませんでした。残念な結果でしたね。後半はちょっといい場面もありましたが、全体をとおすとマリノスでしたね。相手も最後はちょっと落ちましたけど、ゲームを支配していました。

なんというか、マリノスはメリハリがあるのかな。攻撃のスイッチが入るときはすごく迫力があるし、個人の能力でもチームでも打開できます。バリエーションが豊富ですね。ハイプレスと言われますけど、去年の良かった時ほど前からかけてくるわけではなくて、タイミングが良いんですかね。ゲームをよく知ってるなと感じます。

毎回毎回前から行くわけではなくて、でも行くときは全体で行く形ができています。ひとつひとつのプレーの質も高いですね。完成度で差が出ましたし、セカンドボールを奪われてピンチになっていました。

そこからサイドに展開して、右サイドは水沼宏太選手がシンプルにクロスを上げてくる。左サイドはエウベル選手がカットインもしてきます。両サイドが起点になれて、中でしっかり矯められる選手もいます。特に前半10〜15分はマリノスに圧倒されていましたね。

そんな状況なので、レッズとしては粘らないといけなかったのですが、そこで・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS