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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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得点の気配なし。人が代わってあそこまでサッカーが変わることが問題(J1第24節・名古屋戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:8月6日(土)に豊田スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第24節、名古屋グランパス戦は0−3の大敗となりました。

都築:ちょっとこれは、何をやろうとしてもあまりうまくいかなかったというか、いちばん悪い出来の試合でしたね。はっきり言うと、相手のGKは何もしていませんでした。空回りしたのか、ここ最近の内容との差が際立っていました。

先発メンバーが大きく変わりましたが、特に松尾佑介選手の不在が響きました。休ませたかったのだと思いますが、最近の貢献度だとちょっと外せないですね。FWはキャスパー・ユンカー選手が先発でしたが、起点になれないのがキツい。彼が出るとぜんぶが裏狙いになってしまう。マリノス戦のような状況だと生きるのですが。

名古屋はマテウス・カストロ選手がかき回して、相手を食いつかせてバランスが崩れたところに人をかけるサッカーですが、決して組織的なチームとは言いがたい。その中で守備は固めてくるので、ただ裏を狙おうとしても、ユンカー選手に相当な・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS