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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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あれだけ引いて守っていたアビスパのほうが元気があったようにも見えた(J1第16節・福岡戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:5月28日(土)にベスト電器スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第16節、アビスパ福岡戦は0−0の引き分けに終わりました。

都築:うーん、残念ですね。あれだけ支配して、相手にほぼ何もさせなかったけど引き分けという結果で、勝ち切れなかった。みなさんが受けた印象と同じですね。監督のコメントにあったように、あと30mのアタッキングエリアの勝負になってくるのかなと思いますが。

それにしても、支配していた割には決定的なチャンスがあまりなかった。そこに関しては相当課題があると思います。アビスパがああいうサッカーをしてきて、CB2枚が固いなという印象はありましたが、そこを何とかこじあける形を作れなかった。

ポゼッション率からすると決定機が少なかったですが、一番のシーンは伊藤敦樹選手がオフサイドになったところ(70分)ですかね。ポストに当たりましたけど、あれオフサイドじゃないですよね?

RP:リプレイ映像だと残っているようにも見えました。

都築:あの形はすごくよかったです。けっこう中を崩そうとして、いい形の手前の段階くらいまではいっていたのですが、相手が真ん中を固めてきている中であそこまでやり続けるのはどうだったのかなと。

真ん中が強いのであれば、・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS