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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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ユンカーという武器に頼りがち。明本選手は前目のほうが生きる(J1第14節・鹿島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:5月21日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第14節、鹿島アントラーズ戦は1−1の引き分けに終わりました。

都築:前半はちょっとやられましたね。鹿島の2トップに対して、レッズがフォーメーションをいじったと思いますが、その影響もあったかな。不慣れなフォーメーションというか、やっぱりあの2トップはつかまえづらいんですよね。

特に鈴木優磨選手はディフェンスもがんばるし、そこからチャンスも作っています。彼が下がってきたときの圧みのある人数のかけ方など、鹿島は徹底できていました。そして最後のフィニッシャーが上田絢世選手になるのかな。

鹿島は伝統的に2トップのイメージですが、連携がうまくできています。そこをなかなか止められなかった、つかまえづらかった感じですね。結果、後半はフォーメーションを戻したのかな。全部の試合がそうですが、レッズの試合は一応のフォーメーションはあるけど、流動的に人が動く、臨機応変にいかに動いて崩していくかだと思います。

最終ライン、守っているときのディフェンスラインが何枚いるのかがポイントですね。シンプルに言うと、やられそうなときにしっかり整っていればいいという感じだと思いますが、そこはすごく質が必要になってきます。

攻撃から守備にまわる時の運動量の多さなどが出来ていないと、・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS