浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の田中直希記者です。
都築:最初の得点がいつ入るか。それがこの試合のポイントでした。
相手は、大邱との第1節のときよりも相当粘り強く、戦えるようになっていました。その中でもボールポゼッションはレッズが多くを握る展開で、相手のゴール前まで容易に運ぶことができ、崩しの練習のような形になっていたというのは試合をとおしてありましたね。逆に言えば、相手としてはレッズに運ばせて、最後の局面で守るというやり方だったんだと思います。
前半は、右サイドからの崩しがほとんどでしたね。関根選手の個人の崩しをはじめ、いい崩しが見られました。ですが、前半は右サイド、左サイドと相手にとっては限定されていた攻撃だったので、相手からすれば的を絞って守れていたというはあったんじゃないでしょうか。関根選手がサイドを崩せても、中に相手DFの人数多いことも多かったですよね。
相手の23番、9番という前線の選手は推進力があり、ショートカウンターに怖さがありました。レッズは、DFのアレクサンダー・ショルツがかなり前めに位置取りをしていたので、後ろのバランスは怖く感じました。ずっとイケイケだった攻撃の中で、あそこでショートカウンターをくらいかねない。
相手も、後半から前に意識をもって人数をかけてきたので怖かったですが、攻撃しようにもレッズに奪われるシーンが多く、・・・・・・
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