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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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1失点目の原因は…。3失点目は「ふざけるな」と思ってしまう(J1第31節・神戸戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:10月2日(土)にノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田生命J1リーグ第31節、ヴィッセル神戸戦は1−5で浦和の大敗となりました。

都築:ここまでは守備が相当良かったのですが、完全に崩れちゃいましたね。失点から崩れた面もありますが、それそれ原因ははっきりしています。特に1点目がそうですが、中盤に当てられたところでプレスが効かなかった。

1失点目は、はたかれて神戸の左サイドに展開されて、判断が難しいシーンでしたが、酒井宏樹選手の判断が鈍ったのかな。酒井高徳選手に他の選手がプレスに行くと思って、酒井選手は一度は行かなかったんですよね。そのあとに遅れて行ったら、ちょうどそこの酒井選手がいたスペースを使われた。

ここで行かなければ高徳選手のパスは通ってなかったのかなとも思います。誰が行くのか、高徳選手に渡ったタイミングではっきりしておかないと、パスを出された時に中の対応のタイミングも難しくなります。酒井選手が最初からいったほうが良かったのかなとも思いますし、迷ったのなら行かなかったほうが良かったのかな。パスを出されたスペースも空かなかったと思いますから。

良いボールが出ると難しくなる場面だったので判断は難しかったですが、行かないなら行かない判断をしなければいけなかったかなと思います。アレクサンダー・ショルツ選手もしっかりついてきてましたけど、大迫勇也選手が強いし上手かったですね。

RP:2失点目はイニエスタ選手に見事なFKを決められました。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS