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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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完勝。西大伍選手はビルドアップしながら自分の位置を上げていく、独特なSBの雰囲気がある(J1第20節・福岡戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:6月27日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第20節、アビスパ福岡戦は2−0でレッズが快勝しました。

都築:内容も十分な完勝でしたね。前半から常に主導権を握っていて、小泉佳穂選手の出来が良かったのが大きかったと思います。何本かロストもありましたけど、8割くらいはボールを失わなかったんじゃないですかね。

彼がああやって低い位置でボールを受ける、高い位置でも絡む展開があればレッズペースだなというチームになってきていると思います。福岡は後ろの守備に人数をかけるので、ある程度は自由に出来ることが前もって分かっていたと思いますけど、攻撃の時に彼がチャンスの一つ手前のような絡み方ができれば、攻撃の形もできて主導権を握れます。

田中達也選手はあまり機能してなかったかなという感じはありますけど、西大伍選手はいつもどおり、ビルドアップしながらどんどん自分の位置を上げていくという、独特なSBの雰囲気があります。右サイドはかなりチャンスを作れていました。

左サイドは、・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS