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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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奪いに行って守るのが理想。奪うことを全員でやってしまって、攻撃の厚みがない(J1第10節・広島戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:8月15日(土)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1リーグ第10節、サンフレッチェ広島戦は1−0で浦和が勝利しました。

都築:まあ…結果オーライですかね。前節・名古屋戦の教訓というか、駄目だったこと(守備)を改善するための試合だったみたいな感じですね。特に1点を取ったあとは。

前半の最初は広島が…試合を通してですけどかなりボールを保持して、左サイドに展開していました。そのまま左サイドに人数をかけて崩しに来るという形が多かったので、レッズの方からすると守りやすかったんじゃないかなと。サイドを固めて中もしっかり対応していて、広島も良い立ち上がりでしたけど、レッズとしても危なげない守備はできていた思います。

その要因としてて、相手がボールを持っている時に完全に5バック気味になっていて、右サイドのほうは間違いなく上がってなかったですし。まあ橋岡大樹選手はいつもあの辺りのポジションにいますけど、今回は意図的に5バック気味になっていたかなと思います。

本来ならば守備意識が高いことは良いんですけど、ただ攻撃的な部分とのバランスを取りながらやらないと、常に引いて相手に攻められる展開が続いてしまうので、ここは今後の課題ですよね。名古屋戦の守備の修正という意味では、5バック気味にして相手のスペースをなくしてというのを意識していたのかなと思います。先制したあとのレッズもカウンターは意識していたとは思うんですけど。

RP:そんななか、前半5分に先制しました。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS