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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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僕が監督か選手としてやっていたら、許せないプレーばかりだった(J1第9節・名古屋戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の沖永雄一郎記者です。


RP:8月9日(土)に豊田スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第9節、名古屋グランパス戦は2−6の大敗となりました。

都築:ちょっとどこから話せばいいのか…。最初の2、3失点目くらいでもう、戦う姿勢が見れなくなってしまったかなという試合でしたね。失点シーンはほとんど、プレスが全くかからずにシンプルにつながれて、中に人は足りてるのにフリーにさせているところがありましたね。

1失点目は特にそうですけど、左サイドに振られるまでは(人数が)5対2くらいで優位の状態でした。サイドに振ってからようやく相手は3人目のマテウス選手が入ってきて、局面的には人が足りているのに、マークがつけてなかったことでクロスを上げられてしまった。クロスというかほとんどシュート性のボールでしたけど、DFはペナルティエリアに6人くらい入っていたのに、簡単に3人で崩された。

奪われた後の切り替えも含めて、ボーっとしてたのかな?というくらい遅れていましたね。最後に前田直輝選手が合わせる場所には3人いたのに誰もマークについていなくて、あそこまで緩くなってしまう理由がわからないですね。

ただちょっと僕の感覚だと、オフサイドを取って欲しかったかなとも思いますね。西川周作選手が一度止めた後のシュートを、名古屋の選手が飛んで避けましたけど、あそこにいると西川選手が飛べないですから、キーパー目線で言うと(オフサイドを)取ってほしい場面ではありますね。

まあでも、人が足りているのにマークは付けてなかったですし、そこに至るまでもプレスが掛かってなかったですから。

RP:2失点目は再開のキックオフ直後でした。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS