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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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気持ちが見えて、アグレッシブにボールを奪いにいった。いい試合だった(J1第33節・FC東京戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:11月30日(土)に味の素スタジアムで行われた明治安田J1第33節、FC東京戦は1−1の引き分けに終わりました。
都築:いい試合だったと思う。気持ちが見えて、アグレッシブにボールを奪いにいっていた。チャンスを作った数ではFC東京の方が圧倒的に多かったけど、どっちが支配していたかと言うと五分五分ぐらいの試合だったと思う。支配というか、お互い縦に速いサッカーでポゼッションするという感じではなかったけど、攻守の切り替えはお互いによかったと思う。特にFC東京は(ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の)二人がケガしてからよりアグレッシブになった。FC東京はディエゴ・オリヴェイラ選手と永井選手が裏に抜けたり、?萩(洋次郎)選手がかなりポイントになっているチームだと思う。彼にボールが入った時にあの二人が動き出して全体的に押し上げて人数をかけて攻めていくとか、いいサッカーというよりも運動量が多くて人に強くて個人の能力、特に前の選手の速さと高さを生かした攻撃をしてくるチームだった。?萩選手からいいボールが出るし、他の選手は奪ったらまず?萩選手を見るという感じだったと思う。前が何人か絡んで、1対1でチャンスを作ったり裏に抜け出したりすることが多かった。

RP:FC東京にチャンスは作られましたが…。・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS