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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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戦う姿勢は見られた試合。上積みしていく中でどうやって攻めるか(J1第14節・川崎F戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説します。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:6月1日(土)に等々力陸上競技場で行われた明治安田J1第14節、川崎フロンターレ戦は1−1の引き分けに終わりました。浦和レッズは大槻毅新監督の初陣であり、先制を許しながらも後半アディショナルタイムに追いついて勝点1を手にしました。

都築:内容はひとまず置いておくと、気持ちは見えた試合だった。レッズは全体的に運動量は多かった。攻撃から守備の切り替えを含めて。守備は中盤で前よりは機能していたと思う。柴戸(海)選手が奪いにいって、青木(拓矢)選手がバランスをとっていた。ただ、フロンターレはやっぱりうまい。レッズが必死で動き回ってディフェンスしても、崩しにかかる形はかなり作られていた。レッズとしては必死で守ることがチーム全体としてできていたのはよかった。監督が代わってモチベーションを示せたと思う。

RP:新監督になってのモチベーションの高さが試合の流れにも影響したのでしょうか?
都築:メンタルは強かったと思うけど、サッカーと切り離して考えると、質はあまり高くなかった。かなりプレッシャーをかけにいっていたと思うけど、フロンターレはそれをかいくぐって人数をかけて攻められる。それを考えると質の違いはあったと思う。ただ、最後に得点したということを考えると、レッズの気持ちが最後の最後で結果につながったと思う。最後の得点シーン以外は、相手のGKが仕事をしたシーンはなかった。

RP:サッカーの質の違いというのは特にどんなところにあったのでしょうか?・・・・・・
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS