失点シーン以外は守備の良さが出た(2nd第17節・横浜FM戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:11月3日(木・祝)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1セカンドステージ第17節、横浜F・マリノス戦は1-1の引き分けに終わりました。勝利を収められませんでしたが、2位・川崎フロンターレが敗れたため、浦和レッズの年間勝点順位1位が決まりました。
都築:引き分けだったけど、全て結果オーライという試合。前半は内容的にはお互いにちょっと見せ場がなかった。特にマリノス。前からプレスに来るっていう話だったけど全然できていなかったのと、取りどころが定まらずに齋藤(学)選手までボールがつながらなかった。マリノスの一番のストロングポイントは齋藤選手。そこにボールが渡らなかった。渡ったとしても森脇(良太)選手中心に潰(つぶ)せたことは良かった。マリノスの良さが出なかったのは、浦和のポジショニングがしっかり取れているということ。レッズとしてもあまり前半はチャンスがなかったけど、レッズのペースである程度できたんじゃないかと思う。
RP:ミハイロ ペトロヴィッチ監督も「若干緊張があったのか、硬さがあったのか、慎重だったのか」という前半でしたが、後半に入ると試合が動きました。
都築:後半になってエンジンが掛かってきた。特にマリノスが失点をしてから。レッズが先制点を取ってマリノスが点を取りに行かないと行けない状況から試合が動いた感じ。得点シーンも関根(貴大)選手はアグレッシブに打ったのもあるし、柏木(陽介)選手がよく詰めた。右足で打たずに左足で打ったけど、あのまま右足で打っていたらGKに当たっていた、まあ柏木選手だったら右足では打たないだろうけど。
RP:その後、試合が動いたということですが、どのような展開になりましたか?
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。