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ツヅキック(都築龍太の試合分析)

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完勝の中で見つけた2つの課題(YLC準決勝第2戦・FC東京戦)

浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。


RP:10月9日(土)に埼玉スタジアム2002で行われたJリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦、FC東京戦は3-1で浦和レッズが勝利。2戦合計スコア5-2で浦和が決勝進出を果たしました。

都築:完勝ですよね。FC東京が物足りなかったと思うけど、点を取りに行かないといけない状況をうまくレッズが壊したかなと思う。守りで潰(つぶ)したんじゃなくて、攻めの形を作りながらFC東京のペースに持っていかせなかった。やっている内容はパスをつないでつないで、という感じではなかったけど、結果的に得点の差、3-1というのは妥当かなという感じがする。

RP:ゴールの形も見事でした。

都築:形は2点とも素晴らしかった。興梠(慎三)選手が1点目を取った時の高木(俊幸)選手のパス。わざとワンテンポ遅らせて右足で出したのはうまかった。2点目に関してはクロスが上がった時点で興梠選手は当てるだけ。駒井(善成)選手は素晴らしいクロスだった。PKも駒井選手の仕掛けで奪ったし、確実にPKだと思う。点が入る前のプレーも素晴らしかった。そういう意味では全て素晴らしい形での得点だった。

RP:内容含めて完勝でしたが、気になった点はありませんでしたか?
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。

(c)REDS PRESS