広島は守備時のバランスが悪かった(2nd第13節・広島戦)
浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんが試合を解説。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:9月25日(日)に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田生命J1セカンドステージ第13節・サンフレッチェ広島戦は、3-0で浦和レッズが勝利を収めました。ここ最近、相性が悪かった相手にしっかり勝ちました。
都築:良い試合だったし、最高の勝ち方だったと思う。流れとしては広島の方が決定的なチャンスは多かった。レッズはそんな中でショートカウンターを狙ってしっかり対応したんじゃないかなと。チャンスが少なかった中で3点取ったのは非常に良い結果だし、逆に広島は悔しいと思う。
PKを外したのもそうだし、先制されてから決定的なチャンスがいっぱいあったけど、そこも決め切れなかった。レッズからすると西川(周作)選手を中心に守備陣がよく守った。そういう意味では見ていても良い試合だったと思う。
RP:特に前半はボールを支配しながらもペースをつかみ切れない展開だったと思います。
都築:広島は、ミキッチがポイントになっていた。でも、みんな分かっていたため、クロスを上げられた後のマークもそうだし、中がしっかり対応していたので、しっかり守れていた。
RP:そうした中でPKを与えてしまいました。
都築:勝敗を分けた一番のプレーはあのPKだったと思う。あそこで外してくれたのはレッズからすると大きかった。PKを与えたシーンは、あそこにボールを出されたら守る側としては嫌だと思うし、関根(貴大)選手は最初の体勢が悪かったのもあるけど、あそこで引っかけてなくても、かなり危険なピンチになっていた。
RP:その後もピンチがありながら得点を重ねました。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。