理想的な「省エネ」と、今後の課題
昨季まで「ヤスに聞け」にて解説を務めていただいていた福永泰さんが、ベガルタ仙台コーチ就任したことにより卒業。今季からは、2003年から2010年まで浦和レッズで活躍された元日本代表GK都築龍太さんに解説を務めていただきます。聞き手は、サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の菊地正典記者です。
RP:3月20日(日・祝)にShonan BMWスタジアムで行われた明治安田生命J1ファーストステージ第4節、アウェイ・湘南ベルマーレ戦は、2−0で浦和レッズが勝利を収めました。終始、浦和がペースを握った展開でしたね。
都築:全体的にうまい戦いだった。疲れている中で湘南の前からのプレッシングはかなり嫌だったと思うけど、しっかりボールを動かしていた。運動量は湘南の方があったと思うけど、レッズの方がボールが動いていた。クサビを当てる時のプレッシャーとか、レッズはつぶすべき場面でしっかりつぶせたので、湘南は攻め手がなかった。
特に、関根選手が試合を通して動いていた。あそこから良いクロスが上がっていたし、危険になっていた。左サイドは、前半は消えていた、というか、あまり攻められていなかった。両サイドがどっちも上がると良くないけど、左もあると見せておくと、右もより生きる。あらためてレッズの両サイドは運動量が求められているなと感じた。
後半は宇賀神選手もすごく良かったけど、特に、右サイド中心の攻撃が効果的だった。それプラス柏木選手。攻めとしては主にその2つ。本当にうまくプレッシングをかわしてサイドに展開する場面でも、レッズのプレーの質が高かった。
RP:それでも得点できずにいましたが、41分に李忠成選手のゴールが生まれました。
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都築龍太 -profile-
1978年4月18日生まれ。
2003年にガンバ大阪から浦和レッズへ加入。2010年に湘南ベルマーレへ期限付き移籍後、現役を引退。日本代表としても6試合に出場した。