「ここまでエキサイティングな試合になってはいけなかった」


《ペア マティアス ヘグモ監督》

本日の試合は、アビスパ福岡に感謝したい。
前半で、4つの大きなチャンスを作ることができた。相手が作ったチャンスは1回だ。しかし、ハーフタイムでは1対0とリードされていた。ハーフタイムでは、選手たちには『落ち着いてボールを動かそう。無理して、難しいところを通そうとすることは避けよう』という話をした。
前半は、ダイレクトに狙いすぎたプレーが多かったので、後半は、よりサイドからサイドに、ボールを動かしながらギャップを作ろうという話をした。その後半では、6つか7つぐらいの大きなチャンスを作り、2点をとることができた。2対1になった時に、あまり行かなくなったというところには満足していない。攻め続けて、3点目、4点目をとりにいかなければいけない。アビスパも攻めにきていたので、それを終了させるためにも、点をとらないといけません。アビスパも我々の方に向かって押しこんでいるという時間帯があった。攻撃で、たくさんの良いプレーが見られたと思う。この素晴らしいファン・サポーターの前で勝利を収めることができて、嬉しい。

Q:きょうは、これまで試合に出場し続けてきた関根貴大選手が欠場したが、何かあったのか?
A:関根は、火曜日に怪我をし、本日の試合に間に合わなかった。松尾(佑介)も怪我をして、そこから戻ってきている、という状況。本日、ベンチに入っていたが、3連戦ですので、本日は、出来ればリスクをおかしたくないというところで、できれば、使わないという考え方だった。

Q:大きなチャンスを先に仕留めることができず、相手に流れを渡してしまい、ミスのような点のとられ方をして、あとからパワーをかけて何とかするというのは、正直、強いクラブの試合ぶりではないように感じる。改善するにはどういうことが必要か?
A:試合は90分だが、本日のような、マンツーマン気味にマークするチームと対戦する時は、スペースを見つけながらプレーするという流れになる。怪我人が出て、少しメンバーが代わったところがあるが、選手同士の関係性のところを深めていけば、より連動してスペースを見つけることができる。本日の試合の前半では、前線で3対3になるような場面があったので、そこを使おうというところでダイレクトプレーが少し多かった。(前田)直輝とトモ(大久保智明)が前に張ることによって。そして、トモにとっては、本日が初めての試合でしたので、この関係性の中で、今後、良くなっていくと思う。

Q:左サイドの話で。大畑歩夢選手を投入して盛り返すのは、東京ヴェルディ戦でも同じだが、前半からあのユニットでも良いんじゃないかという見方もできると思う。左サイドのスタート、盛り返すユニット、どう評価されているのか。機能性も含めて。
A:まず、関根と松尾が怪我をした時点で、左サイドをどうするかということを話し合った。(大畑)歩夢は、その時、Uー23日本代表に招集されていたので、左ウイングとして練習でテストすることはできなかった。昨日の短い練習の中で、少しテストをして、彼が、その中で、どこまでできるのかを見た。そして、ゲームをコントロールできる流れになってきたので、左ウイングに、より慣れている(渡邊)凌磨を前に上げて、歩夢を左サイドバックに戻すということを、そのあと行った。

Q:最初、大畑選手が前で、今のお話で落ち着いたということで2人を入れ替えたということでしたが、渡邊凌磨選手は、もともと前線の左のポジションが向いていると思っているが、起用についてのお考えを聞かせて下さい。
A:昨年プレーしていた左サイドバックが2人、いなくなった。そこをどうするかという、スタッフ内での話し合いの中でも、攻撃的な力のある凌磨をそこで起用するのはどうか、という話になった。そして、凌磨が左サイドバックとしてプレーしているが、途中から入る歩夢も非常に良いと思っている。試合に影響を及ぼす存在感を見せている。彼もオプションを与えてくれている選手だ。松尾、関根、オラ ソルバッケンが戻ってくれば、さらにオプションが増える。

Q:この2週間の間に、何か変更したことがあるか。それとも、これまでやってきたことを継続して、だんだん良くなっているのか?
A:ベルマーレ戦では、良いと言える時間帯が60分あったと思う。そのレベルを90分に持っていくというところを狙いとして練習してきた。木曜日の会見でも言いましたけれど、我々は、プレスのところも練習した。ローディフェンスが得意なチームだったのを、よりダイナミックに、ハイプレスをかけるようにしたい、というところで、大きなステップを踏んでいるところ。また、この中断期間で、1対1の練習にも時間を割いた。オープンプレーで、より多くのボールを奪うことで、それをカウンターに繋げたいと思っている。今日の試合のポゼッションは70対30ぐらいだった。ゴールチャンスも、こちらが9回、相手チームは2回ぐらいだったと思う。それを考えると、ここまでエキサイティングな試合になってはいけなかったかな、と思う。チャンスメークを自分たちがする、相手にチャンスを作らせないという意味では、今までで一番安定した試合だった。

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J1第4節・福岡戦=監督コメント

「ここまでエキサイティングな試合になってはいけなかった」


《ペア マティアス ヘグモ監督》

本日の試合は、アビスパ福岡に感謝したい。
前半で、4つの大きなチャンスを作ることができた。相手が作ったチャンスは1回だ。しかし、ハーフタイムでは1対0とリードされていた。ハーフタイムでは、選手たちには『落ち着いてボールを動かそう。無理して、難しいところを通そうとすることは避けよう』という話をした。
前半は、ダイレクトに狙いすぎたプレーが多かったので、後半は、よりサイドからサイドに、ボールを動かしながらギャップを作ろうという話をした。その後半では、6つか7つぐらいの大きなチャンスを作り、2点をとることができた。2対1になった時に、あまり行かなくなったというところには満足していない。攻め続けて、3点目、4点目をとりにいかなければいけない。アビスパも攻めにきていたので、それを終了させるためにも、点をとらないといけません。アビスパも我々の方に向かって押しこんでいるという時間帯があった。攻撃で、たくさんの良いプレーが見られたと思う。この素晴らしいファン・サポーターの前で勝利を収めることができて、嬉しい。

Q:きょうは、これまで試合に出場し続けてきた関根貴大選手が欠場したが、何かあったのか?
A:関根は、火曜日に怪我をし、本日の試合に間に合わなかった。松尾(佑介)も怪我をして、そこから戻ってきている、という状況。本日、ベンチに入っていたが、3連戦ですので、本日は、出来ればリスクをおかしたくないというところで、できれば、使わないという考え方だった。

Q:大きなチャンスを先に仕留めることができず、相手に流れを渡してしまい、ミスのような点のとられ方をして、あとからパワーをかけて何とかするというのは、正直、強いクラブの試合ぶりではないように感じる。改善するにはどういうことが必要か?
A:試合は90分だが、本日のような、マンツーマン気味にマークするチームと対戦する時は、スペースを見つけながらプレーするという流れになる。怪我人が出て、少しメンバーが代わったところがあるが、選手同士の関係性のところを深めていけば、より連動してスペースを見つけることができる。本日の試合の前半では、前線で3対3になるような場面があったので、そこを使おうというところでダイレクトプレーが少し多かった。(前田)直輝とトモ(大久保智明)が前に張ることによって。そして、トモにとっては、本日が初めての試合でしたので、この関係性の中で、今後、良くなっていくと思う。

Q:左サイドの話で。大畑歩夢選手を投入して盛り返すのは、東京ヴェルディ戦でも同じだが、前半からあのユニットでも良いんじゃないかという見方もできると思う。左サイドのスタート、盛り返すユニット、どう評価されているのか。機能性も含めて。
A:まず、関根と松尾が怪我をした時点で、左サイドをどうするかということを話し合った。(大畑)歩夢は、その時、Uー23日本代表に招集されていたので、左ウイングとして練習でテストすることはできなかった。昨日の短い練習の中で、少しテストをして、彼が、その中で、どこまでできるのかを見た。そして、ゲームをコントロールできる流れになってきたので、左ウイングに、より慣れている(渡邊)凌磨を前に上げて、歩夢を左サイドバックに戻すということを、そのあと行った。

Q:最初、大畑選手が前で、今のお話で落ち着いたということで2人を入れ替えたということでしたが、渡邊凌磨選手は、もともと前線の左のポジションが向いていると思っているが、起用についてのお考えを聞かせて下さい。
A:昨年プレーしていた左サイドバックが2人、いなくなった。そこをどうするかという、スタッフ内での話し合いの中でも、攻撃的な力のある凌磨をそこで起用するのはどうか、という話になった。そして、凌磨が左サイドバックとしてプレーしているが、途中から入る歩夢も非常に良いと思っている。試合に影響を及ぼす存在感を見せている。彼もオプションを与えてくれている選手だ。松尾、関根、オラ ソルバッケンが戻ってくれば、さらにオプションが増える。

Q:この2週間の間に、何か変更したことがあるか。それとも、これまでやってきたことを継続して、だんだん良くなっているのか?
A:ベルマーレ戦では、良いと言える時間帯が60分あったと思う。そのレベルを90分に持っていくというところを狙いとして練習してきた。木曜日の会見でも言いましたけれど、我々は、プレスのところも練習した。ローディフェンスが得意なチームだったのを、よりダイナミックに、ハイプレスをかけるようにしたい、というところで、大きなステップを踏んでいるところ。また、この中断期間で、1対1の練習にも時間を割いた。オープンプレーで、より多くのボールを奪うことで、それをカウンターに繋げたいと思っている。今日の試合のポゼッションは70対30ぐらいだった。ゴールチャンスも、こちらが9回、相手チームは2回ぐらいだったと思う。それを考えると、ここまでエキサイティングな試合になってはいけなかったかな、と思う。チャンスメークを自分たちがする、相手にチャンスを作らせないという意味では、今までで一番安定した試合だった。

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