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練習レポート

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柴戸海「自分の役割も試合の中で明確に示せている」

「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです


《柴戸海》(クラブ提供)
Q:再開してから2試合連続スタメン出場など3試合に出場しているが、今の手応えは?)
柴戸:中断期間でしっかり準備ができ、試合に挑むことができています。体の状態も良いですし、自分の役割も試合の中で明確に示せている部分もあるので、自分の良さが出ているのかなと思います。これを続けていきながら個人としてもチームとしても改善できる部分を改善していきたいです」

Q:具体的には再開を向けてどんな準備をしていたのか?
柴戸:ステイホーム中はどうなるか分からない状況だったので、しっかり自分と向き合うこと、体のことや再開したときに良いパフォーマンスを出せるようにどう過ごせばいいか、食事や睡眠を含めてかなり意識していました。
再開初戦の対戦相手が決まった際には、僕は出身が横浜ですし、F・マリノスは昨年優勝しているので、すごく楽しみでした。自分の中で一つ『ここが勝負』、『ここで必ずやってやるんだ』という思いを持っていました。それがモチベーションの維持につながったと思いますし、再開に向けて練習から良いパフォーマンスが出せていたと思います。
Q:特にどんな良さを出せていると思っているか?
柴戸:一番は運動量、もう一つは球際でボールを奪う、という良さは再開前と比べても出せる場面が増えています。そこは自分の良さだと思うので、出せている部分もありますがもっともっと回数と質を上げていきたいです。

Q:チームとしては2勝1分という成績だが、内容も含めての手応えは?
柴戸:簡単な試合はないということを改めて思いましたが、ギリギリのところで勝利を持ってこられているので、そういった勝負強さが今のチームにはあると思います。戦うことに関しては、よくできていると思います。
ただ、勝っているから良し、というふうにしてしまうと今後難しくなってくると思いますし、良くない部分というのは間違いなくあります。改善しながらより良くしていかないといけません。まだ再開してから3試合しか戦っていません。残り30試合が大事になってくると思うので、チーム全体で意思統一しながら浸透させていきたいと思います。

Q:改善できる部分、良くない部分という言葉が何度も出てきているが、特に改善したいことはどんなところか?
柴戸:一番印象的なのは、仙台戦もそうでしたが失点してしまってもおかしくないようなシーンが見受けられました。前からはめていく守備を基本としながらも行かないときの判断もチームとしては大事です。奪いに行ったときに確実に奪い切るということは一人でどうにかなることではないと思います。チーム全体で連動してやっていかないといけないです。そこが一つ改善できる部分だと思います。

Q:柴戸選手個人としては試合によって青木拓矢選手、柏木陽介選手とコンビを組んでいるが、コンビを組む選手が変わることで意識やプレーで変わることはあるのか?
柴戸:ボランチは特にバランスが重要だと思っているので、基本的には一人が前に行ったらもう一人が真ん中を埋めるということは変わりません。
たとえば青木君なら真ん中でバランスを取りながら気を利かせてカバーやサポートをしてくれるので、思い切って前に奪いにいきやすくなりますし、後ろをあまり気にせず出ていける部分があります。
陽介さんだったら、陽介さんを前に行かせて自分が真ん中でバランスを取りながら、攻撃でキーとなるパスを出せる選手なので、奪った後に早く陽介さんにパスをつけることなどを意識しています。ときには前に行って守備をすることもありますが、陽介さんにできるだけ攻撃の仕事をしてもらえるように自分が真ん中でバランスを取っています。基本的にはもう一人のボランチがどういうタイプでどういうプレーを得意としているかを見ながら自分の役割、すべきことを意識しています。

Q:特に再開してからスタメン出場した2試合で柴戸選手のプレーは高く評価されており、「鈴木啓太さんみたいだ」という声もあるが、そういう評価は柴戸選手のもとにも届いているか?
柴戸:届いています(笑)。鈴木啓太さんは浦和レッズですごく活躍された方で日本代表にも入っていたので、そういう選手のようだと言ってもらえるのはありがたいですし、光栄なことなのでうれしいです。

Q:リモートマッチを2試合戦った後に制限がありながらもお客さんの前で久しぶりにプレーしたが?
柴戸:実際に来ていただいて見てもらえることは自分たちの背中を教えてもらえることにもなりますし、一緒に戦っているという思いが強くなります。以前からそうでしたが、会場に来て応援してもらえることによって改めて、『応援してくれている人たちのためにもがんばろう』という思いになりました」

Q:背中を押してくれるファン・サポーターへメッセージをお願いします。
柴戸:まだまだ規制があります。自分たちは恩返しとしてできる限り最大限のプレーをピッチ上で見せたいと思っています。新型コロナウイルス感染状況が落ち着いたときには、みんなでもっとチームを高められるようにしていけたらと思っています。これからも応援よろしくお願いします。

(URD:OM)



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