長澤和輝、トライアングルでつかんだA代表の座
「練習レポート」は、大原サッカー場の模様を、ほぼ毎日更新するコーナーです。
「長澤和輝」の名前を挙げ、ACL準決勝で感じた印象を語るヴァイッド・ハリルホジッチ監督が少し喜びに満ちているように見えたのは、私だけだろうか。新戦力を発掘できたときに見せる顔。「守備も攻撃も運動量豊富な選手。守備の役割をしっかりとこなしつつ、攻撃でも何かをもたらせる数少ない選手」と長澤を評価し、大きな期待を寄せた。
10月31日(火)、浦和レッズMF長澤和輝は、欧州遠征に挑むSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバーに名を連ねた。代表初選出である。長澤は「レッズで行っているプレーを評価されてのことだと思いますから、チャンスをもらえたら、しっかりとそうしたプレーを見せていきたい」と広報部を通じて、代表選出の喜びを表した。
浦和レッズで長澤が見せてきたプレーとは、何か。おそらく始動日からそう大きな変化はないだろう。今季、期限付き移籍先のジェフ千葉から契約期間を終えて浦和レッズに復帰し、長澤のJ1挑戦は始まった。ただ、サポーターが彼の力を知るまでには、思いのほか、長い時間がかかった。彼の心中を察すると、日頃、声をかけることもためわれるほど。長澤は、ストッパーなど本職ではない位置を任され、リーグ戦での出番はまわってこなかった。
それでも彼は「サッカーは仕事。良い準備をすることが、試合に出ていない選手なりのチームへの貢献」と言い、どんな状況下に置かれても心が揺らぐことはなかったと振り返る。それどころか、長澤は「ケルンから(日本に)戻ってくるときに獲ってもらった恩義がある」とクラブへの感謝を口にした。・・・・・・
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