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REDSニュース|イビチャ・オシム氏追悼試合。梅崎司が得点、阿部勇樹、鈴木啓太、田中マルクス闘莉王が出場|レッズプレス!!

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イビチャ・オシム氏追悼試合。梅崎司が得点、阿部勇樹、鈴木啓太、田中マルクス闘莉王が出場

(石田達也)

5月に逝去したイビチャ オシム氏の追悼試合・追悼セレモニーが20日(日)、フクダ電子アリーナで行われた。

追悼試合はオシムジェフレジェンド(ジェフ千葉OB)VSオシムジャパンレジェンド(日本代表OB)に分かれて行われ、それぞれで浦和レッズOBも参加。なお試合はジャパンレジェンドが3−1で勝利を収めた。

得点者:我那覇和樹、加地亮、梅崎司(以上、ジャパンレジェンド)、水野晃樹(ジェフレジェンド)



オシムジャパンレジェンド

≪鈴木啓太≫
楽しかった。オシムさんのメッセージを見返してみても、選手たちとの話の中でも、日本中のサッカーファン、関係者の心にもオシムさんの言葉が残っていると再認識した。

(一番、残っている言葉は)
自分は知恵と勇気という言葉。アジアカップのベスト16の時にミーティングで言われた言葉だった。

(懐かしいメンバーとプレーしたが)
当時もワクワクしたが、きょうも楽しい時間だった。きょうは30分で、次の機会では35分ぐらいはプレーできると思う。

≪田中マルクス闘莉王≫
きょうは楽しかった。雨の中でもたくさんの人に来てもらって、泣きそうな感じでオシムさんの映像を見て、もう一度、プレーしてみたいと思った。

(一番印象に残っている言葉は)
代表では一番怒られていた。怒られ、怒られ、また怒られ(笑)。一時は自分が攻撃参加をしない方がいいと思っていたら、逆だった。「お前は攻撃参加しなければ何の価値もない」と。愛のある言葉、愛のある喝を学んだ。

(ブラボーという言葉はもらったのか)
怒られてばかりで、「ブラボー」は出てこなかったと思う。

(リスクを背負って前に行くという言葉に対して)
リスクがありすぎてダメだった時もあるが、「後ろで考えるより前にいけ」と、色々と勉強になった。

≪梅崎司≫
良い形でボールが蹴れたので、基本通りにファーサイドにしっかり打つことができて点を取れた。

(きょうの率直な感想は)
レジェンドメンバーが揃う中で、自分を呼んでもらうことは光栄で、ここに自分がいてよかったのかと思った。現役選手なので思い切りプレーしようと考えた。

(オシムさんの言葉で印象に残っているのは)
19歳の僕を呼んでもらったことに尽きると思う。試合にも使ってもらい練習も複雑で、19歳の頭では考えられなかったが自分なりに学べた。今も役立っている。

(今後にどう生かすか)
プレーで自分が表現することが大事だと思う。

(きょうは72番を背負っていたが)
その時に選ばれた大切な番号。



オシムジェフレジェンド

≪阿部勇樹≫
多くの方に協力してもらい、この試合ができたと思う。オシムさんの教えを受けた選手が来ていたので良かったと思う。

(オシムさんが、きょうの試合を見ていたら何と言うと思うか)
「走れ」と言われる。走らないとサッカーは成り立たないと、ずっと言われてきた。ただ走るだけではなくタイミングや賢く走ること、それらも間違いなく含まれている。

(オシムさんの存在は)
出会わなければ今の自分はない。日本に来てくれてありがたいと思っている。ジェフもだが、自分の今を語る上でも外せないと思っている。

(若い世代に、オシムさんの教えをどう伝えるのか)
サッカーは走らなければ何事も成り立たない。点を取りにいくときも走るし、味方のために戻る、味方のミスをカバーする、それも走らないと成り立たない。選手がサッカーの面白さに気づくというか、自分はオシムさんにそういったものを学んできたのでトレーニングの中で選手が前向きにトライしてやっていくことを目指したい。当時は頭が回らず、慣れるとやれると感じた。1年目は休みもそんなになかったし、やっていけば慣れるものだと学ばせてもらった。自分のサッカー人生で感じたものを今後に生かしていきたいと思う。

(前半、キャプテンマークを付けていたが)
重かった(笑)。ただ、付けさせてもらえたことは嬉しい。前半だけ付けさせてもらった。





(c)REDS PRESS