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REDSニュース|日本代表、本番前最後の強化試合は1-2で敗戦。酒井宏樹は前半のみのプレー|レッズプレス!!

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日本代表、本番前最後の強化試合は1-2で敗戦。酒井宏樹は前半のみのプレー

(石田達也)

ワールドカップ本番直前に行われたカナダ代表との強化試合は、1-2で日本代表が敗れた。

≪先発メンバー≫
GK権田修一
FP谷口彰悟、板倉滉(67分:長友佑都)、柴崎岳、南野拓実(85分:吉田麻也)、久保建英(HT堂安律)、田中碧(67分:鎌田大地)、浅野拓磨(HT上田綺世)、酒井宏樹(HT山根視來)、相馬勇紀、伊藤洋輝

日本代表は[4−2−3−1]の布陣でスタートすると、浦和レッズから選出された酒井は右サイドバックのポジションで構えた。

9分に試合は動く。柴崎からのロングボールでディフェンスラインの裏を取ると、そこに走り込んだ相馬が右足で合わせた。

酒井は前線の浅野に向かいスルーパスを狙っていく。19分には素早いビルドアップから久保がフィニッシュワークを見せる。

しかし、21分、コーナーキックの場面でマークがズレたことで失点。その後、カウンターからピンチを迎えたが、谷口がブロックしゴールを割らせない。

日本代表は前線で守備のスイッチが入らず、ライン間を突破され、フィジカルに押されてセカンドボールを拾えずリズムが作れない時間が続いた。

1−1で前半を折り返すと、上田を1トップに投入すると高い位置で起点ができるようになる。59分には深さを取った日本代表がチャンスを迎え、南野がシュートシーンを作ったが惜しくもキーパーの正面。

その後、オープンな展開となり一進一退の状況が続き、両チームに決定機は訪れない。指揮官は終盤になると吉田を投入し3バックへと形を変える。89分には柴崎のパスを受けた89分には山根が右足を振ったがポストに嫌われてしまった。

アディショナルタイムの連続コーナーを耐えたのだが、試合終了直前に山根が相手にファールを与えPKのピンチに。タイミングをずらされた権田が右手で触ったのだが、そのままゴールに吸い込まれ土壇場で失点。1−2で試合終了した。

試合後のフラッシュインタビューで森保一監督は「勝てなかったのは残念。引き分け、勝ちと本番に向けて良い形でこれていた。選手たちはダメージを負ったと思うが、次に向けて勝っても負けてもやるべき準備は変わらない。ポジティブに考えたい」と振り返った。
そして初戦のドイツ戦に向けて「力のある選手揃っているし、これまで良い活動で積み上げてこられた。残り期間で我々ができることを積み上げて勝利を目指して準備をしたい」と力を込めた。

ドイツ代表戦を想定し、それぞれのコンディション、チームコンセプトやセットプレーの確認はできたはずだ。この日に出た課題を収穫だと捉えたい。


▼得点
9分:相馬
21分:カナダ代表
90+5分:カナダ代表



(c)REDS PRESS