欧州遠征中の日本代表はアメリカ代表と対戦、浦和レッズのDF酒井宏樹は先発出場した。
《出場メンバー》
GK権田修一(HTシュミット ダニエル)
DF冨安健洋、酒井宏樹(HT伊藤洋輝)、中山雄太、吉田麻也
MF/FW遠藤航、久保建英(68分:三笘薫)、守田英正、伊東純也(68分:堂安律)、鎌田大地(86分:原口元気)、前田大然(HT町野修斗)
≪得点≫
25分:鎌田
88分:三笘
カタールワールドカップ開幕まで約2カ月と迫った中で、最終メンバー発表前、最後の活動としてドイツで行われる2試合の親善試合を戦う。
初戦のアメリカ代表戦で、日本代表は[4−2−3−1]のフォーメーションを敷き、浦和レッズから選出された酒井は右サイドバックに入り、OBの遠藤はダブルボランチの一角を担った。
開始1分、良い守備から伊東が駆け上がりシュートまで持っていく。アメリカ代表の厳しいチェックに遭いながらもディフェンスラインから丁寧にリズムを作る。
13分には、久保が高い位置でボールを奪った後、鎌田がシュートを放つが相手GKがブロック。押せ押せムードの中、25分には前線での崩しから鎌田がフィニッシュしネットを揺らした。一度はオフサイドの判定となるがVARレビューの結果、日本代表のゴールが認められた。
前線からのプレスがハマり、選手同士の距離感も良く、アメリカ代表に前進を許さない。1−0のリードを保ちハーフタイムを迎えた日本代表は集中したディフェンスが目立っていた印象だ。
後半、3人(シュミット、伊藤、町野)のメンバーを投入。追加点を取りにいく中で、再三、右サイドハーフの伊東がクロスやシュートを狙うが、惜しくもゴールを割り切れず。65分には久保のパスから鎌田がシュートを放つが相手キーパーにファインセーブされた。
そして68分には堂安と三笘を投入。両ワイドを活性化させ攻勢を強めると、76分には堂安がシュートを打つがクロスバーを越えてしまう。
80分には自陣でのミスからボールを奪われるシュートシーンを作られるも相手の精度に助けられる。83分には、サイドを駆け上がった中山がグラウンダーのクロスを入れると鎌田がニアに飛び込みダイレクトで合わせたが、チャンスを生かせない。
86分には浦和OBの原口を投入。その2分後には三笘がカットインしながら右足を振り抜きゴールイン。スコアを2−0にすると終盤に日本代表は5枚のブロックを敷きクリーンシートで試合を終えた。
試合後のフラッシュインタビューで、森保一監督は「選手たちは、この試合、ワールドカップに向けて戦い方を整理してくれた中でハードワークをしてくれた」と話すと「勝ったことも大切だが、内容的にも意志統一し、うまくいかないところもピッチ内で色々な修正を加えて戦えたことも良かった」と続けた。
サムライブルーの選手たちは生き残りをかけ、アピールを続けるが、森保監督は「メンバー争いは常に起こっている。それだけ良い選手が多いと捉えている。インテンシティを高めて戦わなければいけないので交代枠を使いながら11人だけでなく、ベンチを含め勝っていくことを選手たちがやってくれた」と安定したゲーム運びを評した。
ワールドカップ本大会に向けてのアピールは続いていく。
日本代表は27日(火)にエクアドル代表と対戦する予定だ。
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