back

REDSニュース|U-21日本代表候補合宿中の鈴木彩艶が会見。「チームを引っ張っていく存在に」|レッズプレス!!

top
U-21日本代表候補合宿中の鈴木彩艶が会見。「チームを引っ張っていく存在に」

(石田達也)

3月7日(月)から、2024年に開催されるパリ五輪を目指すU-21日本代表候補トレーニングキャンプが千葉県内で活動している。8日には、浦和レッズから代表候補に選出されたGK鈴木彩艶がオンライン会見に応じた。

「自分は東京五輪を経験している。パリ五輪に向けてスタートした中で、チームを引っ張っていく存在にならなければいけない。A代表に入りパリ五輪を目指すという高い目標をもっている。最初の練習が良い雰囲気の中でできて良かったと思う」

鈴木は東京五輪において、当初バックアップメンバーという位置づけから選手枠拡大を受けて登録メンバー入りを果たした。この経験値は非常に大きいと言えるだろう。

「(東京五輪で)先輩方はピッチ内外でのコミュニケーションをとても大事にしていた。それはプレーの意思疎通にもつながるので、チームに還元したい。自分からしっかりとコミュニケーションを取っていくことが大事」

所属する浦和では、ここまで出番に恵まれてはいない。日本を代表するGK西川周作と切磋琢磨しているが、「スタメンを奪うべくトレーニングしているし、高い志を持ってこれからもプレーしたい」と前を向く。

また、チームには今シーズンからジョアン ミレッGKコーチが就任。独自の指導理論を持つスペイン人コーチの下、さらなる技術向上を目指し、頭と体にその理論を叩き込んでいる途中でもある。

鈴木は「今まで経験したことのないやり方を経験し、プレーではポジショニングを意識し変えている。ただ一番大事なのはゴールを守ること。それを積み重ねている段階なので、少しずつ成長していきたい」と話した。

この年代別日本代表のGKコーチは、昨季まで浦和に在籍していた浜野征哉コーチが務めている。「ジョアンGKコーチとやり方は違うが、浜野コーチには『どんなやり方であっても最終的にゴールを守るという部分は変わらない』」と助言を受けたという。

鈴木でも五輪メンバーへの約束手形が渡されている訳ではない。ここで成長を止めたら、取って変わられてしまうサバイバル競争の始まりでもある。

「集まったメンバーの特長は違えど、ゴールを守ることは変わらない。レベルの高い争いをしているし、試合に出てアピールしたい」と“シュートへの伸び、一発のキックでチャンスを作ることは誰にも負けない”と自負する彼は意気込んだ。

月末にはドバイ遠征(ドバイカップU―23)が予定されている。「試合に飢えている」と力強く話す浦和の若き守護神の大きな挑戦がスタートした。



(c)REDS PRESS