back

REDSニュース|来季加入のFW木原励(京都橘高)が会見を実施。「あの場所でプレーをしたらどれだけ楽しいか、ゴールを決めたらどれだけうれしいか」|レッズプレス!!

top
来季加入のFW木原励(京都橘高)が会見を実施。「あの場所でプレーをしたらどれだけ楽しいか、ゴールを決めたらどれだけうれしいか」

(石田達也)

きょう10月19日(火)、来シーズンから浦和レッズに加入する京都橘高校のFW木原励が同校で記者会見を行い、オンラインからも記者が参加。木原は「うれしい気持ち。プロとしての自覚をもってやっていきたい。周りの方々に感謝をしながらサッカーをやっていきたい」と挨拶した。

先月9月15日にクラブから来季の加入内定が発表された。京都橘では主将として、またストライカーとしてチームをけん引。U-18世代屈指のストライカーであり、ボールキープ、得点感覚にズバ抜けており、早期内定が決定した。甘いマスクをもち、女性人気も期待できる。

会見に同席した西野努TDは「浦和や日本の将来を担う可能性のある選手。(加入は)うれしく思っているし期待に胸を弾ませている。来シーズンに向けて、がっかりさせないようなチーム作り、パフォーマンスを出したい。将来の浦和を一緒に作り素晴らしいチームにしたい」と話した。

夏場などにはチームのトレーニングには参加していたとのこと。

その中、レッズプレス?が彼のプレーを目にしたのが、アウェイで行われたJエリートリーグ・グループA第2節水戸ホーリーホック戦(0−2)だった。前半早々に失点し、後半開始から2トップの一角でプレー。この日は選手同士の距離感も悪く、相手に押し込まれていた。

木原も個の力で突破を試みたが、ベテランやJリーグでも場数を踏んでいる水戸の選手らに押され自分の持つ力を発揮できずにいた印象だ。

ただ、その後、エリートリーグ第7節のホーム・水戸戦(1−2)ではフル出場。チーム最多3本のシュートを放ち、75分には、一時は同点に追いつくゴールを決めている。

木原は「1戦目はプロの強度についていくのが必死で、すぐにはプロになれないと。2戦目はプレースピードについては普通に入ることができた。まだ守備面と強度で課題はあるが、逆にボールが出てくるので、そのスペースを使えば良さが生きると感じていてすごく楽しい。受け方やスペースの使い方は上手くなった実感がある」と課題と収穫を挙げた。

180センチというサイズを生かしたヘディングやゴール前での位置取りなど得点感覚に優れている。西野TDは「(木原の)特長としては、バランスが取れている。相手の裏や狙いどころを突くことを評価している。相手DFの間を一瞬のタイミングで突く、プロになれば力強さは付けて欲しいが狙いどころで頭を使い、嫌なところを突くことに期待をしている。体の向きやボールのもらい方に資質がある。慣れてくれば時間がかからず活躍してもらえると思う」とインテリジェンスや身のこなしの高さについて触れた。

ユース年代を取材する記者に話を聞いてみると「裏抜け、収める、シュートの質を含めて万能型。FW興梠慎三がロールモデルになると思う」と話してくれた。

練習参加時のFW陣の印象については「興梠慎三選手であれば裏への抜け出し動き方がすごいし、自分もそこが長所なのでもっと吸収したい。キャスパー ユンカー選手はシュートが上手い。結果を残せる場所にポジショニングを取っている。早く色々なモノを吸収したい」と目を輝かせた。

また、浦和の試合を見て「あの場所でプレーをしたらどれだけ楽しいのか、ゴールを決めたらどれだけうれしいか。試合も面白く、日本を代表するチームで早くプレーしたい」と語った。

浦和を代表する日本人ストライカーとなれるか。







(c)REDS PRESS