10月12日(火)、日本代表はFIFAワールドカップカタール2022最終予選MD4でオーストラリア代表と対戦し、2ー1で勝利を飾った。浦和レッズのDF酒井宏樹は右サイドバックで、浦和OBのMF遠藤航はアンカーで先発出場した。
ここまで日本代表は1勝2敗で3位。予選突破のために、3戦全勝で勝点差6をつけられている首位のオーストラリア代表戦は勝利が求められた。
長いボールを繰り出すオーストラリア代表に対してセカンドボールを拾う遠藤。MF田中碧が最終ラインに落ちてビルドアップの形をとると、酒井が高い位置を取った。
6分、田中碧のコーナーキックに対して遠藤がマークを外しヘディングで合わせるも決められない。
その2分後、左サイドから入れたMF南野拓実のクロスを逆サイドで受けた田中が右足で決め切り先制点を挙げる。
良い守備から良い攻撃を生み出す日本代表は、セカンドボールを回収して良いリズムにつなげた。34分には遠藤のインターセプトからFW大迫勇也がシュートにまで持ち込む。41分には、パスミスからポストに当たるシュートを打たれるがリードを保ったまま前半を終えた。
後半、オーストラリア代表は縦一本のパスで打開を狙うが、守備陣が集中力を発揮。その中、54分にはフリーキックに酒井が頭で合わせたが、惜しくも枠を捉えきれない。
すると70分、守備のズレを突かれて相手に進入を許すと必死に戻った守田がファウルをとられる。一度、PKを宣告されたものの、VARが介入してFKに変更。それでも、そのFKを豪快に沈められて同点にされてしまった。
攻撃的な選手を投入して攻めた日本は、79分に遠藤のスルーパスから途中出場のMF浅野拓磨が左足を振ったがファインセーブに遭った。
だが、きょうの日本には勝ち切る力があった。86分、浅野が左足でシュートを打つと、DFにあたってからキーパーの手を弾いたボールは、ポストに跳ね返ったあとにさらに相手選手に当たってゴールラインを割った。オウンゴールが決勝点となり、ホームで欲しかった勝点3をつかんだ。
試合後のフラッシュインタビューで森保一監督は「難しい試合だったが、選手は諦めずに気持ちを切らさず、持っているものを出してくれた。ハードワークをして勝ち取ることを実践してくれた」と強い口調で語った。
また、試合直後のSNSでは、「まずは大きな勝点3、次への準備が大切です」、「次もがんばれ日本代表」、「日本代表おめでとうございます」、「日本代表なんとか勝利!気合は見せてくれた」、「サッカー日本代表、勝ったぞ〜。次も楽しみガンバレ。行くぞ。ワールドカップ!!」、「日本代表、首の皮一枚つながったなー。」などの声が上がっていた。
崖っぷちの日本代表を救ったのは、選手それぞれのスピリットだった。青い情熱の逆襲はここからスタートする。
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