(石田達也)
9月14日(火)、会見が行われ、元浦和レッズの鈴木啓太氏が代表を務める『AuB?』と『?メタジェン』(福田真嗣代表)のバイオベンチャー2社が手を結び、腸を温め睡眠の質などを改善するウエア発売(来年2月予定)に向けた共同研究を開始すると発表した。
登壇した鈴木氏は「“すべての人をベストコンディション”にというミッションを掲げて私たちは活動をしている。これまでアスリートの検体33競技750名以上の腸内細菌の研究を進め、これは世界トップと自負している。トップアスリートは一般生活者と比べて腸内環境の多様性が高いこと、酪酸菌を2倍以上保有する結果が出ている。アスリートの研究をする中で、一般の方の課題解決につながると思い研究してきた」と挨拶。
人間の腸内には、およそ40から100兆個、約1000種類の細菌が存在すると言われている。“腸活”には、体感ベースとして、腹部を温めることが良しとされているが科学的根拠は示されてはいない。鈴木氏自身も「現役時代はお灸でお腹を温めていた」という。
“温めること”の効果を明らかにするために研究をスタートさせ、商品を開発することをゴールに。まずはインナーウエアの開発に着手した。
試作品を一部アスリートに提供したところ、便通改善、睡眠の質向上、心地良さを感じたなどの声が届いているという。
特にアスリートにとって睡眠の質は大切なものだ。睡眠は疲労の回復、怪我の回避などパフォーマンスに大きな影響を与えることから、腹部を温めることで質の高い睡眠が得られることも研究で明らかにしていく方針だ。
鈴木氏は経験を振り返りながら「アスリートは運動をすると体温が急激に上がり冷たいものを摂取したがる。吸収という面ではいいが、その時にお腹を下す選手も多いことが今回の着想にもある。アスリートに限らず、お腹を温める研究、そして啓蒙活動をしていきたい」と語った。
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