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REDSニュース|待ち人来たる!!生粋のDFアレクサンダー・ショルツ、オンライン加入会見|レッズプレス!!

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待ち人来たる!!生粋のDFアレクサンダー・ショルツ、オンライン加入会見



待ち人がついに来た!5月31日のリリースから2カ月以上経った今日、アレクサンダー・ショルツの加入会見がオンラインで行われた。

「みなさんこんにちは」。聞き取りやすい日本語が第一声となったショルツ。母国・デンマーク、ベルギーのキャリアで、ショルツは常に新しい挑戦を思い描いていた。その中、浦和からのオファーが届いた。

ただ、決めるまでには逡巡があった。残留を願うサポーターからのメッセージ。それだけショルツが愛されている選手であることが想像できる。しかし、最終的に浦和行きを決断したのは日本を知る周囲からの「絶対に日本でプレーした方が良い」というアドバイスだった。

そのヒントはショルツが会見で語った自身のプレースタイルにある。

「ゲームの温度を感じ、コントロールすること」

「試合の緩急をつかむこと」

「テンポにメリハリをつける」

「ボールを運び、ゲームをコントロールし、クリエイトする」

「フィジカルよりマインドを使うDF」

つまりフィジカルに加え、頭も使えるタイプの選手であることがわかる。

そのショルツは生まれもってのDF。彼がヒーローとする父親はデンマークリーグでDF、右サイドバックでプレーしたとあって親子2代。また昨季ベルギーリーグで10得点を挙げ、ゴールも期待されるが「クリーンシートがわたしの理想」と生粋のDFの矜持が感じられる。

「思い出に残る勝利をしたい」とタイトルへの思いをにじませたショルツは明日から練習に本格合流する予定だ。

西野TDが語った「DFの柱=ショルツ」が加わり、懸案だったFWとDFの補強はこれで成った。また酒井宏樹、江坂任、昨日リリースされた平野佑一が加わり、今年、来年を見越した戦力を整えた。

西野TDは「みな野心を持っている。勝利へのどん欲な気持ち、渇望がある。みな勝利への執着心を持っている」と話す一方、今夏の移籍期間では武田英寿、伊藤涼太郎、杉本健勇、武藤雄樹と前線、攻撃的MFがチームを離れた。

さらなる底上げと新加入選手への浸透が急がれる中、昨日の会見でリカルド・ロドリゲス監督は「攻撃で押し込んだ形のトレーニングなど、できたこともあったが満足のいく形にはならなかった」と率直に語った。

今節の札幌戦からリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯と1カ月で9連戦という強行軍。十分なトレーニングがままならない中、コンディション調整と戦術の浸透が求められる。

夏の盛りを迎えたいま、浮沈の際にチームは立たされている。




(c)REDS PRESS