23日(金)、柏レイソルに完全移籍した武藤雄樹の加入会見が行われた。
武藤はこのタイミングで移籍を決めた要因について、「自分の置かれている状況だったり、成長のために頑張りたいと思った時に柏が必要だと言ってくれてオファーをくれたので、ここでプレーをしようと決めた」と口にした。キャスパー・ユンカーの台頭もあったと思うが、環境を変え、サッカー選手としてリスタートを切ること、一番自分のことを必要としてくれるクラブの力になりたかったことがその理由だ。
そして、武藤は「(今シーズンは)プレー内容は良い場面も作れていたが、出場できなくなったのは得点を決められなかったこと。前線が生き抜くにはゴールを決めないといけない。ここでゴールを決めて結果を出したい」と意欲を語った。
柏はリーグ戦で15位(6勝2分14敗)に位置。下位に沈んでいるからこそ、攻撃の部分で大きな期待が寄せられている。武藤は「ボールを引き出し、リズムを作り出すのが自分の特長。歯車が噛み合うプレーをしたい」とシーズン後半戦に向けて流れを変えていく。
また柏での背番号は19に決定。浦和での1年目も19番だったが「仙台、浦和でも付けた縁のある番号だったので選んだ。飛躍ができたこと、思い入れもある」と力を込める。
また浦和のチームメイトには「別れは寂しいが、このチャレンジで先輩方とぶつかり合えるのは楽しみ」と笑顔で答える。大学の先輩でもある宇賀神友弥には「ギラギラして頑張れよ!」と、エールを送られたことを明かした。
武藤は22日(木)に平川忠亮コーチの引退試合に参加していたが、記者がその感想を聞いてみると、次のような熱い言葉を発した。
「ヒラさんのすべてが詰まっている時間だった。あの終わり方ができる選手は少ないので素晴らしいと感じた。自分も柏に来てサポーターの皆さんに愛されるように、認めてもらえるようになりたい」
貪欲に、強引に得点に絡む。いち早くチームにフィットし、勝利に貢献したいと誓い、「1つでも多くのゴールを決めたい」と意気込む。新チームで結果を出すことでストライカーとしての存在を証明する覚悟だ。
10月22日(金)には、柏とのリーグ戦が埼玉スタジアム2〇〇2で行われるが、対戦を楽しみにしたい。
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