3日(木)、千葉県内で合宿を行っているU−20日本代表候補が、全日本大学選抜と練習試合(45×3本)を実施。1本目で浦和レッズのDF福島竜弥が左サイドバックで先発した。
今年の秋にはAFC・U-23選手権予選が控えており、また3年後の2024年パリオリンピックに向けた強化の一環ともなっている。メンバーに食い込んでいくためにも、目に見える形でのアピールが必要だった。
福島は序盤に相手DFラインの裏にパスを送り、6分にはカウンターのチャンスからクロスを入れるなど気持ちのこもったプレーを見せた。また、右CKではキッカーとなり、左足からゴール方向に巻いたボールを蹴っていた。その後も公式戦3試合に出場していることもあり、落ち着いた様子でプレーを進める。
しかし13分、右サイドをドリブルでえぐられ失点。34分にも同サイドを破られてゴールを許した。左サイドハーフに位置する樺山諒之介(横浜F・マリノス)と連係しながらボールを前に運んで行くのだが、起点とタメができないことで脅威を与えられないまま45分が経過。0−2で1本目が終わり、福島の出番もこれで終了。前日練習ではサイドのクロスから得点を奪うトレーニングに注力していただけに、ボールを奪いに来る相手を剥がし、相手が嫌がるポジションに入ることを徹底したかったのだが、それが上手くいったとは言えなかった。
2本目は0−1となり、3本目は修正を図るとよりシンプルな形を取ることで両者が打ち合う展開となり4−2。トータルで4−5という結果になった。
影山雅永監督は総括で「気合十分で臨んだが、攻守で連動できず、それが1本目に出た。お互いが熱のこもったトレーニングができたことは良かった。彼らは将来のパリ五輪に出る世代、刺激を与えていくことが大事になる」と話した。
福島にとってもアピールが成功したとは言えないが、近々に控えている天皇杯やルヴァンカップに絡んでいく中で、しっかりと結果を出しこの年代別代表での常連になりたい。
![]() |
2025/07/12
2025/07/12
2025/07/12
2025/07/11
2025/07/11
2025/07/11
2025/07/10
2025/07/08
2025/07/07
2025/07/07