back

REDSニュース|[代表]豪州戦は手薄となるサイドバック。槙野智章がいるでしょ!|レッズプレス!!

top
[代表]豪州戦は手薄となるサイドバック。槙野智章がいるでしょ!

サッカージャーナリスト・六川亨による日本代表レポート。




イラク戦の劇的勝利から一夜明けた10月7日の日本代表は、埼玉市内で練習後、同日深夜にチャーター便でメルボルンへ移動した。練習では槙野智章にタックルした長友佑都が、起き上がる際に倒れてきた槙野の膝が側頭部を直撃するアクシデントに見舞われた。脳しんとうと診断された長友はチームからの離脱を余儀なくされた。

8日の練習は、メルボルン市内からトラム(市電)で20分ほどのところにあるレイクサイド・スタジアムで練習を行った。ここは2011年のアジアカップでも使用した練習会場だ。現地時間午後5時20分過ぎから始まった練習は、2グループに分かれて9対2のボール回し。西川周作、柏木陽介、槙野の浦和勢は同じグループとなり、ほかのメンバーは吉田麻也、丸山祐市、太田宏介、本田圭佑、大島僚太、山口蛍、香川真司、そしてコーチという顔ぶれだった。その後はイラク戦に出場したスタメンと、交代出場もしくはリザーブの2組に分かれてのランニングやストレッチなどの回復メニューを消化。最後はスタメン組がフットバレー、リザーブ組が5対5+フリーマン1人のミニゲームで全体練習は終了した。

この日は試合後に移動して最初の練習だったため、普段はムードメーカーとなる槙野も黙々と練習メニューを消化していた。とはいえ気になるのがオーストラリア戦のサイドバックだ。長友が負傷で離脱し、酒井宏樹も出場停止のため、サイドバックが手薄となる。このため酒井高徳を右サイドバックにコンバートし、左サイドバックは槙野か太田の起用が濃厚だ。このためヴァイッド・ハリルホジッチ監督も練習中はリザーブ組につきっきりで熱視線を送っていた。左サイドのスペシャリストなら太田だが、経験不足は否めない。その点、槙野は経験値が高いし、サイドバックは本職ではないものの3バックの左はやり慣れているだけに、攻撃参加も得意だ。破壊力のあるオーストラリアFW陣を相手に、槙野が得意のフィジカルを発揮するか。まずはスタメン争いの気になる現地での練習初日だった。

(サッカージャーナリスト・六川亨)



(c)REDS PRESS