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REDSニュース|[代表]リオからの便り(8月10日)|レッズプレス!!
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[代表]リオからの便り(8月10日)
サッカージャーナリスト・六川亨によるブラジルからの現地レポートを掲載。
興梠慎三スウェーデン代表戦で3試合連続の出場となった興梠。後半1分には中島翔哉のクロスに詰めたものの、あと1歩届かず。同21分には左サイドからのクロスから鈴木武蔵の決定機を演出したものの、鈴木のシュートはミートせず、追加点を奪えなかった。むしろ、この日の興梠は守備での貢献が目立った。前線からのプレスだけでなく、時には自陣まで戻って守備に奔走した。しかしながらオーバーエイジ枠で初めて参加した五輪は、3試合で幕を閉じた。それでも興梠は「難しさより楽しさの方が多かった」と満足げな表情で語る。
そして「非常に悔しい結果ですけど、日に日に良くなってきて、このメンバーとまたやりたいというのが正直な気持ちです。この悔しさをチームに持って帰って、次はA代表で会いたいです」と所属クラブでの飛躍とA代表への気持ちを新たにしていた。
遠藤航スタートは大島僚太とのダブルボランチで、1点をリードしてからは3ボランチのアンカーに入り無失点での今大会初勝利に貢献した。後半18分には左CKから決定的なヘディングシュートを放ったが、遠藤が輝いたのはやはり守備の局面だ。インターセプトだったり、ボール奪取だったりと、ミドルサードからディフェンスサードで幅広く活躍して勝点3の獲得に貢献した。
それでもチームはグループステージで敗退。遠藤は試合後に手倉森誠監督とともに公式会見に臨み、「コロンビア戦とスウェーデン戦は自分たちらしさを出せたと思います。ナイジェリア戦も諦めない気持ちとしぶとさを出せた。これから力を見せたいというところでの敗退は悔しいです。2試合はちょっとしたミスだったり、シュートの正確性だったりが世界との差かなと思うし、学んだ部分です」と、初めての世界大会で経験した収穫を口にした。
(サッカージャーナリスト・六川亨)