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REDSニュース|[代表]リオからの便り(8月3日)|レッズプレス!!

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[代表]リオからの便り(8月3日)

サッカージャーナリスト・六川亨によるブラジルからの現地レポートを掲載。


興梠慎三
8月3日はナイジェリア戦前日とあって、練習が公開されたのは冒頭の15分間だけ。そして練習も1時間ほどで切り上げた。ミックスゾーンに最初に現れたのが興梠。開口一番「みんなで祝ってくれてうれしかった。30歳のリオでの誕生日は記念になる。あとは結果を出すだけ」と声を弾ませた。

興梠の誕生日は7月31日。しかしその日は前日にゴイアニアでブラジルと戦ってからマナウスに移動したため、完全オフとなった。その後の3日間はナイジェリア戦に向けた最終調整で、その合間を縫って試合前日の誕生会となった。

ナイジェリアが試合前日になってもマナウス入りしていないという異常事態ではあるが、「来ていないと聞いたけど、僕たちには関係ない。有利不利に関わらず自分たちのサッカーを全力でやりたい」と決意を表明。48年ぶりにメダルを獲得できたなら、オーバーエイジ枠で五輪初出場の興梠にとって、これ以上ない記念すべきバースデーになることだろう。

遠藤航
試合前日の8月3日はいつものようにランニングから練習をスタートさせ、その後はボールを使ったウオームアップ。遠藤がパス交換する相手はチームメイトの興梠。練習が公開されたのはそこまでだったが、遠藤によると「アジリティなどの練習で、今日はそんなにやっていません。今日はやり過ぎず、足りないくらいがいい。今日はゆっくり休んで明日に備えるだけです」と余裕を感じさせた。

これまで『勝てない世代』と言われ続けたことについては、「僕らが結果を出していないからしょうがない」と受け入れつつも、アジアを制してのリオ五輪出場。意気込みを聞かれると「チーム一丸となって戦うだけです。シンプルに球際とか、スピードとかが加わってきているので問題はありません」とキッパリ。

ナイジェリア戦ではこれまで戦い慣れた「4−4−2」や「4−2−3−1」ではなく、遠藤を中盤のアンカーに置いた「4−3−3」を採用すると思われるが、これについても「4−3−3がナイジェリア相手に一番ボールを動かしやすい。僕が(ディフェンスラインに)下りて3DFになることもある」と、慣れ親しんだ浦和のシステムに自信を見せていた。

(サッカージャーナリスト・六川亨)



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