REDSニュース｜鈴木啓太、今季限りでの引退表明「浦和の男で始まり、浦和の男で終わる」｜レッズプレス!!

鈴木啓太、今季限りでの引退表明「浦和の男で始まり、浦和の男で終わる」

5－2の勝利に終わったヴィッセル神戸戦後、今季限りで浦和を退団する鈴木啓太の退団セレモニーが行われた。同い年の那須大亮、阿部勇樹の花束贈呈の後、鈴木啓太が5万2000人のファン・サポーターに向け、感謝の言葉を述べるとともに、今季限りでの現役引退を表明した。

《鈴木啓太》
たくさんの方に支えられた16年間。浦和レッズの選手としてプレーできたことを誇りに思います。本当にありがとうございました。16年前、このクラブと契約した日のことを忘れることはできません。あの日から浦和レッズの一員としての人生が始まり、たくさんの素晴らしい選手、素晴らしい人たちとサッカーをすることに恵まれました。僕は上手な選手ではありません。自分自身のプレーにいら立つことも、たくさんありました。それでもチームメイトのため、仲間のため、浦和レッズの勝利のため、走り続けたことは僕のプライドでした。

「We are REDS！！」と叫び、一緒に戦い続けたサポーターの声が苦しい時も、つらい時も僕の背中を押してくれ、前に進むための力となっていました。本当に感謝しています。この真っ赤に染まるスタジアムを離れる時が来てしまったことはとても寂しいです。でも、この場所で、リーグチャンピオンとなり、シャーレを掲げ、アジアの頂点をつかみ、人生で最も情熱あふれる時間をみんなと過ごせたことは最高に幸せでした。

ここで皆さんに報告があります。わたくし、鈴木啓太は今シーズンをもって引退することを決断しました。どうしても自分の言葉でファンサポーター、仲間、クラブスタッフ、浦和レッズに関わってくださる方たち、愛する人たちに直接、伝えたくて、この場所で発表することにしました。

サッカー少年がプロサッカー選手として成功することを夢見て、静岡から出てきましたが、いつからか「お前は浦和の男だ」「俺たちの鈴木啓太だ」と認めてくれたことが、うれしかったです。誇らしかったです。僕の心には浦和以上に愛せるチームがありません。だから僕はプロサッカー選手として、浦和の男で始まり、浦和の男で終わります。16年間、本当に大きな声援、大きな愛情をありがとうございました。

まだ、シーズンは続きます。もう一度、チームとして、全力で戦いますので、皆さんの熱いサポートよろしくお願いします。