前半のバタつきが響く
甲府戦 2対3 敗戦
前半だけで1対3と劣勢の浦和はまず勝ち点1を狙い、前掛かりにならざるを得なかった。ハーフタイムでの交代策がそれを意味する。山田直輝に変え、マゾーラの投入。ペトロヴィッチ監督の策がどう試合を動かすのだろうか。
浦和は細かいパスをつなぎながらゴールを狙うものの、試合の主導権を握っているのはリードする甲府。前半に引き続き、やはりパウリーニョは脅威な存在だ。数本、浦和はフリーな状態でシュートを打たれ、ヒヤリとさせられた。
浦和は交代を続ける。64分、デスポトビッチを下げ、エスクデロ・セルヒオを投入。前線はマゾーラとの2トップになった。甲府の佐久間悟監督はここまで交代枠を使わずにいたが、73分、山本英臣を下げ、伊東輝悦を起用した。浦和も75分、鈴木を下げ、マルシオ・リシャルデスを投入し、全枠を使った。甲府は81分、浦和にも所属していたGK荒谷弘樹を下げ、荻晃太を投入。FW片桐淳至を下げ、FWダヴィを投入した。
互いに交代枠を使いきった中で、迎えた83分。プレーから危機感をただよわせ、必死で前半からプレーし続けた柏木陽介が右サイドを駆け上がる。多くの選手に囲まれても体ではね返し、ペナルティエリ内に進入。マイナスのパスを送り、味方にフィニッシュをたくした。ボールが渡ったのは、途中出場のエスクデロ。柏木の執念を結果に変え、1点を返した。2対3、再び1点差とする。
最後はセンターバックのスピラノビッチが前線に残り、パワープレーに。浦和は攻撃を続ける。甲府もカウンターでダメ押し弾を狙う。ロスタイムは4分となり、最後まで息をつかせぬ展開となった。しかし、試合終了後の笛がふかれ、浦和は2対3で敗戦した。前半の出来が浦和の勝敗を左右する。ここ3試合でそれを示した。