交代策ピタリ的中も
神戸戦 2対3 敗戦
リーグ第20節ヴィッセル神戸との対戦は思わぬ形で展開された。リーグ戦では直近4試合すべて敗戦という相性の悪さ。それは練習期間中から懸念されていたが、過去と同じように厳しい試合になった。
前半は14分、19分と神戸FW吉田孝行に得点を奪われ、2点ビハインドで後半を迎えた浦和レッズ。ペトロヴィッチ監督は後半を迎えるにあたり、二つの交代枠を使った。山田直輝に代えてマゾーラ。鈴木啓太に代えて田中達也を投入した。マルシオ・リシャルデスは一列下がり、ボランチとしてプレーした。
47分、後半起用の二人が神戸ゴールを襲う。ペトロヴィッチ監督はハーフタイムにこう言って選手を送り出していた。「難しいことをせずにシンプルにプレーしよう」「後半はもっと前からプレスをかけ、15分で1点取って勢いにのって、同点、逆転を狙おう」この言葉がピタリと的中した。
47分、達也、マゾーラ、達也と混戦の中からボールがつながり、最後は達也が、自らスペースにボールを出してからの反転シュートを見せた。軸が定まった達也の右足から放たれたシュートはゴール左へと吸い込まれた。浦和は監督のプラン通り、開始15分以内で1点返すことに成功した。
続けとばかりに、前半はサポーターからコールで鼓舞された原口元気が鋭いドリブルで仕掛け、ペナルティエリア左からシュートを放つ。スタジアムは浦和がボールを持つと大きな歓声に沸き、同点、逆転へのムードは作られた。ここで神戸の和田昌裕監督は56分、吉田を下げ、FW大久保嘉人を投入。浦和の反撃を攻撃で食い止める策に出た。
67分には、神戸MFボッティのシュートがバーを叩いた。はね返ったところに神戸の選手はいたが、打ちきれずにノーゴール。前半は吉田が決定機を確実にモノにしたが、後半の神戸はことごとくシュートを外した。こうなると、流れは浦和のものになる。
大きなポジションチェンジこそないが、おのおのが的確なタイミングで動き、ボールをつなげた。アクセントに原口のドリブルやマゾーラのスピードが加わり、攻撃を組み立てた。77分、ゴール前でパスをつなぎ、柏木がフリーでパスを受けると、横にずれてコースを作り、シュート。これは神戸GK徳重健太にはじかれたが、こぼれたところにマゾーラがつめていた。2対2。監督が投入した二人が着実に得点を重ね、試合を振り出しに戻した。
その後も浦和が果敢に攻めたが、得点にならず。ロスタイムは4分間。その時だった。神戸攻撃陣が裏に抜け出す。浦和は止めたものの、その際のプレーが相手を倒したとしてPKの判定に。抗議するも判定は変わらず、このPKを途中出場のFW大久保に決められ、浦和は試合終了間際で勝ち点1をも失った。次節はアルビレックス新潟との対戦になる。