埼スタで公開試合、山形に3−0
浦和は10日、埼玉スタジアムで山形と練習試合を行い、3人のブラジル人選手がそろって得点し3−0(前半1−0)で快勝した。2001年の同スタジアム開場以来、練習試合で一般公開されたのは初めてで、クラブ集計によると1万6200人の観客が集まった。北側ゴール裏とメーンスタンドのロアー席が開放された。
4−2−1−3の浦和はGKが山岸で、守備ラインは右から平川、スピラノビッチ、永田、宇賀神。ボランチが山田暢と柏木で、トップ下にはマルシオ・リシャルデスが入り、前線は右から田中、エジミウソン、原口が先発した。
浦和は前半11分、山形FKのボールを宇賀神がカット。左から原口、エジミウソンとつなぎ、マルシオ・リシャルデスのシュートは右ポストをたたいた。しかし右サイドで田中が拾い、折り返しをマルシオ・リシャルデスが決めて先制した。
エジミウソンが13、28、31分の絶好機を外し、田中も30、40分と惜しいシュートを放ったが、前半はこの1点のみ。ミスパスからリズムを崩した場面も何度か見られ、17、23、44分と失点してもおかしくないピンチがあった。
これにはペトロヴィッチ監督も「全体的にいい試合だったが、3、4本のミスパスから相手に主導権を握られた。小さなミスを改善しないといけない」とこの試合で唯一の苦言を呈した。
追加点は後半21分。柏木のけった左CKをスピラノビッチが遠いポストから頭で落とし、永田がシュート。そのこぼれ球をエジミウソンが左足でけり込んだ。27分には柏木、エジミウソンとつなぎ、2分前に出場したばかりのマゾーラが左から決めた。
マゾーラはこの2分後、ネックレスの着用を主審に指摘される珍しいシーンがあり、苦笑いを浮かべていた。
終盤は守備のメンバーが交代したことやラインを引いたこともあり、39分の1分間に3度、40分にも決定的な危機を迎えるなど、守備組織が崩れた。
山岸は「ファーストディフェンスに誰が行くのかはっきりしなかった」と無失点勝利にも反省を忘れていなかった。
浦和は昨季のリーグ戦で山形と1分け1敗だった。ペトロヴィッチ監督は「難しい相手に勝ててうれしい。後半はいい内容で、楽しく見ることができた。しかし一番素晴らしかったのは観客だ。練習試合でこれだけの客が集まるのは、世界中探してもない」と喜んだ。
浦和は17日、埼玉スタジアムで広島と非公開の練習試合を行い、リーグ再開後の初戦となる24日の名古屋に臨む。
(河野正)
【山形戦】
浦和3 (前半1−0、後半2−0) 0山形
得点者【浦】マルシオ・リシャルデス、エジミウソン、マゾーラ
《浦和》
GK 山岸▽DF 平川(高橋=前半35分)スピラノビッチ(濱田=後半25分)永田、宇賀神(野田=後半35分)▽MF 山田暢、柏木、マルシオ・リシャルデス(青山=後半17分)▽FW 田中(エスクデロ=後半17分)原口(マゾーラ=後半25分)エジミウソン(高崎=後半25分)
《山形》
GK 植草(清水=後半0分)▽DF 小林、前田、石井、石川▽MF 佐藤、秋葉、船山(宮崎=後半30分)北村(広瀬=後半21分)宮沢(伊東=後半16分)▽FW 長谷川(大久保=後半37分)
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